黒川清の監督作。劇場で観た時は160分くらいに感じたけど、100分くらいしか無かったのか…。それくらい時間経過がゆっくり感じられる作品だった。
基本「回路」と話のプロットは共通してる。世界の秩序を…
隠喩(言い換え)できる事柄が今の世界においても沢山あって「あぁ大体これが問題の種だよねぇ」なんて思う。
清らしさ満載だけど、特に刀突き刺しシーンの「どう撮ってんの??」ってのと、ラストの軍隊(?)の…
カリスマと呼ばれる木を巡って睨み合う人々の中に役所広司が入り込むことで世界が破壊されるという話。
カリスマ保護派、森林保全派、金儲け派、森林破壊派、ボケた婆さんなどの派閥がある中、完全に部外者という…
黒沢版マタンゴ。99年にこの題名をつけているのだからオウムの事が頭になかったはずはないんだけど、あえて優生主義と(功利的)平等主義の対比に持ち込んでいるあたり先進的だった。(思想を超えてカリスマが…
>>続きを読む生の執着心
自然的なメタファーで溢れている黒沢清監督によるネイチャードラマ。一本の木を選ぶか、森全体を選ぶか。「世界の法則を回復しろ」というメッセージの意味とは。清ワールド全開の難解終末映画で…
日活・キングレコード・東京テアトル