自動車泥棒の作品情報・感想・評価

『自動車泥棒』に投稿された感想・評価

戦後が生みだした混血児たち。彼らが自動車を組み立てて、日本を脱出するのが夢。その夢が現れる…。和田の監督第1作。

「銭ゲバ」(1970)「脱出」(1972)で知られる鬼才・和田嘉訓の29歳での監督脚本デビュー作。当時17歳の安岡力也、ケン・サンダース、真理アンヌ、ジョー山中ら、多くのハーフ俳優たちが本作でデビュ…

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4.1

複数の高級車から少しずつ盗んだ部品で車を造る混血児達。

酋長・安岡力也の貫禄凄い。公開当時17歳とは。

学生・寺田農に罵倒され逆上の末失踪した銭亀君の行方が気になる。

ついに完成するバッ…

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3.3

ヌーヴェルヴァーグに触発されたとおぼしきゲリラロケや手持ちカメラワークはいつものお行儀のよい東宝スタイルとは違った鮮烈な味わいを醸し出していたけれど、肝心の演出が尖りすぎて収集がつかず全体的に変すぎ…

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監督の思想の根底にあるものを理解せずに見たため自分には極めて前衛的だったがある意味非常に映画らしくもある 結論を言うと結構面白かった
3.5

ヴェーラの武満徹特集だったから、当然目当ては音楽であったけれど、もうその音楽が耳に入らないくらいのびっくり展開😵

いや、その時代、そんなことがあっただろうなとは思うけど、新宿?や馬場?や横須賀や、…

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力也さんみたいだなと思ったら力也さんで、寺田農に似てるなと思ったら寺田農だった。

音楽は武満徹の器用さが存分に活かされていた。何でも作れるな。

「ウエスト・サイド物語」の影響とかあるんだろうか。…

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小林
-

序盤から中盤にかけての、神聖ホームを根城とする酋長一味が高級車の部品を盗みつつ自身の女性同胞をキズもんにした男へ暴行・拉致・監禁するくだりが、いまひとつハジけきれておらず乗れない。とはいえ終盤の盗ん…

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ぴよ
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(35mm)
実写版ジャイアンのような安岡力也。
大事件が未遂で終わるのが悲しい。

和田嘉訓監督の特長として今ある状況からの離脱や逃亡がある。雇われで撮ったアイドル映画は別にして未制作のシナリオでも逃げる事が重要なテーマになっている。それを踏まえればセリフが聞こえなくてもどうという…

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