二二六事件の首謀者として処刑された北一輝の思想、彼に影響された者たちの姿を描く。この事件にそこまで詳しくないから細部まで楽しむことはできなかったけど、ショットが笑っちゃうくらいバチバチにキマってて最…
>>続きを読む右翼思想家、北一輝=キリスト伝説?みたいに仕立てた異色の作。三國連太郎がコワモテな北一輝を怪演していてなかなか見ものな作品。🤔
226クーデターにより最後は暗殺される北一輝の顛末をアイロニカルに綴…
取り調べを受ける女性が「もうよろしいでしょうか」と言う口は、何かを隠すようにグラスでぼやける。
画面の片隅で回る扇風機は遂に三國連太郎を覆い、回転するイメージはレコードと対になる。
ある種の抽象化さ…
北一輝の思想は当時としてかなり先進的であり、その影響力は計り知れないものであったのか。
この映画での彼は観念的なことをブツブツ言い、一方で責められた際はその罰を逃れようとする薄気味悪い人間であった…
2・26事件の思想的首謀者として処刑された異形の革命家・北一輝を描いた作品。実在の人物を描いているけれど、ここでは独白的で長い台詞回しも、偏執的なまでのカメラアングルも、マゾヒスティックで自虐的なエ…
>>続きを読む✔『戒厳令』()『水で書かれた物語』()『情炎』()▶️▶️
松竹ヌーヴェルヴァーグと総称されてスタートした面々ではやはり大島と喜重が特別の存在なのは周知の事としても、二人の取分け’60年代後半…
75年。皇道派将校によるクーデター、2.26事件の精神的支柱であった北一輝。彼の思想と事件前後を描く映画、と書くと伝記・歴史作品のようだが、そうではない。
語る言葉は漠とした輪郭をかたどり、あらゆる…