戒厳令に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『戒厳令』に投稿された感想・評価

俺たちの吉田喜重はこれなんだよ!って感じ。けどハレーション飛んでるわけでもなく、どちらかといえば輝度は低い気がする。何ショットか化物みたいな瞬間はあるけど、あくまで数えるだけしかない、かな、、、
ノノ
4.1

二二六事件の首謀者として処刑された北一輝の思想、彼に影響された者たちの姿を描く。この事件にそこまで詳しくないから細部まで楽しむことはできなかったけど、ショットが笑っちゃうくらいバチバチにキマってて最…

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4.5

右翼思想家、北一輝=キリスト伝説?みたいに仕立てた異色の作。三國連太郎がコワモテな北一輝を怪演していてなかなか見ものな作品。🤔

226クーデターにより最後は暗殺される北一輝の顛末をアイロニカルに綴…

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取り調べを受ける女性が「もうよろしいでしょうか」と言う口は、何かを隠すようにグラスでぼやける。
画面の片隅で回る扇風機は遂に三國連太郎を覆い、回転するイメージはレコードと対になる。
ある種の抽象化さ…

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北一輝の思想は当時としてかなり先進的であり、その影響力は計り知れないものであったのか。

この映画での彼は観念的なことをブツブツ言い、一方で責められた際はその罰を逃れようとする薄気味悪い人間であった…

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4.3
切り返しを拒否するかのような画面構成が凄い。寝ている三國連太郎の顔にバッチリ黒い影が落ち、松村康世が部屋に入り障子を開けると光と共に雪が画面に入ってくる一連の流れも見事。
4.5

2・26事件の思想的首謀者として処刑された異形の革命家・北一輝を描いた作品。実在の人物を描いているけれど、ここでは独白的で長い台詞回しも、偏執的なまでのカメラアングルも、マゾヒスティックで自虐的なエ…

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✔『戒厳令』()『水で書かれた物語』()『情炎』()▶️▶️

 松竹ヌーヴェルヴァーグと総称されてスタートした面々ではやはり大島と喜重が特別の存在なのは周知の事としても、二人の取分け’60年代後半…

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「毎度計算され尽くしたカット割りに変態性を感じるけれど、これは別役実の脚本がすんばらしい。とんでもない内容を読ませ、聞かせる力量。前衛と政治は相性が良いということ」
4.3

75年。皇道派将校によるクーデター、2.26事件の精神的支柱であった北一輝。彼の思想と事件前後を描く映画、と書くと伝記・歴史作品のようだが、そうではない。
語る言葉は漠とした輪郭をかたどり、あらゆる…

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