折れた矢の作品情報・感想・評価・動画配信

「折れた矢」に投稿された感想・評価

少し展開がまどろっこしーが、ジェフチャンドラーが、なかなか渋い。
yu

yuの感想・評価

3.5
プロ・インディアン西部劇として最初の作品で後の西部劇にも大きな影響を与えたことを考えて観ると当時いかに画期的な映画であったかわかる。
インディアンに対する歴史修正主義的映画でありつつその歴史的背景ははっきり描かれることなくインディアンとジェームズスチュアート演じる個人の中のコミュニケーションにとどまるのみだけど、恋物語とすることでインディアンとの共存へアプローチした
コチーズとの友情も見もの
いけ

いけの感想・評価

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『流血の谷』と並ぶインディアン西部劇
ジェフ・チャンドラーが凛々しくてよい
HAY

HAYの感想・評価

3.0
ジェームズ・スチュワートが霞むほどの、コチーズ役のジェフ・チャンドラーの風格と存在感
シズヲ

シズヲの感想・評価

4.0
「アパッチの母親が泣く姿を想像もしていなかった」インディアンに歩み寄る西部劇の古典的作品。アパッチ族の少年を救ったことをきっかけに偏見を改めた開拓者が白人とインディアンの和解のために奔走する。冒頭の台詞もそうだけど、インディアンに対する白人側の“無理解”がかなり根強いものとして描かれているのが印象的。そこでインディアンへの露骨な憐憫や白人批判的な説教じみたテーマに頼りきらず、主要人物らの希望ある行動でドラマを成立させているのが好き。

ジェームズ・スチュワート演じる主人公はあくまで白人の立場から接触し、その上で平和のためにアパッチの文化を知る努力をしているのが良い。双方にとっての折衷案を模索しながら行動する建設的な在り方は好感。ジェフ・チャンドラー演じるコチーズ酋長も精悍な風格があって格好良いし、主人公の対話を受け入れて理性的に平和を築こうとする姿勢が印象深い。後年の『ダンス・ウィズ・ウルブス』における白人主人公→インディアンの接触はロマンチシズムを土台にした帰化的な融和だったけど、本作では相互理解に至るための文化的な交渉なだけにより前向きな意志を感じられる。

冒頭の一件だけで即座にリベラル的思考になる主人公、些か都合良く話を受け入れてくれる酋長など、約90分という尺の短さゆえにスムーズに事が運びすぎている印象は無くもない。ジェロニモが結果的に平和を妨げる憎まれ役っぽくなってるのも不憫っちゃ不憫。現実の西部開拓史を考えると本作の人種を越えた和平は些か理想論的なきらいもあるものの、可能な限り対話の道を望む主要人物らのスタンスが一貫しているので好感を持って見ていられる。ヒロインとのラブロマンス要素は如何にもあざといし、年齢差もちと気になってしまうけど、終盤においてコチーズ酋長が“平和のための努力”を説いて怒りに囚われかけた主人公を諭す場面で活かされているのが良い。
アパッチ族の文化と言葉を学び、平和を求めて孤軍奮闘するジェームス・スチュワート。まだ和平交渉も進んでないのに、いきなり相手側の娘を口説きに走ってしまうのはいくらなんでも呑気すぎるのではと心配になってしまった。年齢の差も相当ありそうだったが、これも🇺🇸の多様性なのだろうか。
ジェフ・チャンドラー演じる酋長の人格者オーラはなにを話しても立派に聞こえる説得力で、アカデミー賞助演男優賞ノミネートも納得。
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.4
「登場人物がみんな英語喋る以外はほぼ実話である」っての自体がそもそも本当かよ?と言いたいところ笑、クリントイーストウッド以前の西部劇もきちんとこういう文化的な和解的なのあったんだなと知るともうそれだけで救われた気分になる。それまでクールだった主人公が奥さん殺された瞬間に速攻で我を失うあたりとか含めて地味に面白い
はせ

はせの感想・評価

3.7
真昼の決闘同様、ポスト西部劇的な映画であった。トムは戦わず、インディアンについて学ぶ事で理解していこうとしており、アクションシーンが醍醐味の西部劇とは一味違った作品。
仲間思いのコチーズのキャラクター像がしっかりしていて、緩急があって丁寧に描かれているなと思った。また、西部劇はほとんどがカウボーイの街で展開されがちだが、この作品はインディアンの住むテントなどで場面展開していく印象があり、やはり異質な作品であった。
白人とアパッチ族の友好への道のり描く1950年作品。若干甘過ぎる展開気になるも、主題には大きく共感。組織的には友好的になっても、パーツではなかなか難しいという事。ジェームズ・スチュワートらしい役。未だ「ウインド・リバー」の状態だから。難しい。‬
「いいアメリカ人もいる
悪いインディアンもいる
両方に信用できない人はいる」

劇中に出てくるインディアン側の酋長の言葉にハッとした。至言だと思った。

西部劇は今までいくつか観たことはあったけれど、どうにも好きになれなかった...その理由は観た作品で主役を張りがちだったジョン・ウェイン(と彼が演じる主人公像)がなんか苦手だったからかもしれないが、今作の主人公像はただ単にステレオタイプな「強い男、カッコいい男、勝つ男」とはだいぶ異なっていて観ていて新鮮だったし、こっちの方が馴染めた。

色々映画をチェックしてると、西部劇の中にはインディアンを敵としているものや主人公の白人たちの行く手を阻む障害としてある種の装置のように描いているものが多い印象だったから、それを覆す今作を観て心を打たれてしまったからには今後その手の作品(白人×インディアン系)を開拓する勇気がちょっと無くなりつつあるのも正直なところ。

まあ今作も白人の主人公がインディアンの娘と恋をする描写はちょっと安直でいかにも映画的だなあと思ったけれど、酋長との対話や交流は本当にかっこいいし見ものだ。考えさせられる台詞がたくさん出てくるんだけど、何故かそれがあまり説教臭くないのが不思議だった。

あ、インディアンの娘・ソンシアレイはすごく美しくて神聖な少女で、なんかそれこそ人種を超えて恋に落ちるのも納得できたけど。

この作品はもう一度観たいし、Amazonプライムで観られるのでもっと多くの人に知られてよいと思う。お話のテンポもよくて尺も長くないし観やすいです。
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