映画館にて鑑賞。
初めて鑑賞したサミュエル・フラー監督作品。
父を殺された男が復讐のために闇の世界に足を踏み入れるノワール作品。
90分間に凝縮された濃密なストーリーのテンポの良さが印象的。
ど…
このレビューはネタバレを含みます
女の人が途中から出てくるのが、髪の毛の生え際が人工的なのと撮り方だと思うけど、この中に出てくる人形みたいでとても異様でした。首のあたりを霧吹きで濡らして湿らせたりしていました。麻薬中毒という設定だか…
>>続きを読む『勝手にしやがれ』の様なラストだが、こっちの方が後発でゴダールへのオマージュ返しらしい。
殺人地帯〜としか言いようがない無常感。
暴力的なほどの省略&作劇の効率性で、逆に陳腐になっている所はある。…
引き締まったノアール。殺人の影、クローゼットの暗闇、ドアの隙間から覗く顔など映画的アイデアで存分に楽しませる。子供を轢き殺す場面や生きたまま人焼くとこのテンポが完璧。登り詰めた屋上から路地裏の犬死ま…
>>続きを読む復讐する奴が四人いる、という設定がやはり楽しい。一人ひとりどうなって行くのか、作戦は成功するのかなど、ストーリーにワクワクする。切れ者の前科者には、『突破口!』を思い出したし、ラストの切れ味は『その…
>>続きを読む幼少期に父親を殺されたことをきっかけに、大人になり復讐を開始する時代を超えて呪われ続けるノワール。父親が殺される決定的瞬間は影のみで魅せ、時が止まったかのように脳裏に焼きつくが、仇の一人一人が死を迎…
>>続きを読む顔や眼のクローズアップ、伝説的とも言えるオープニングの影で見せる暴力、ヒロインの女性の退廃的で白痴的な感じもいいし、ラストシーンで撃たれた主人公が父親がよろめきながら自分の父が殺された路地裏に迷い込…
>>続きを読む犯罪組織の陰謀が明るみに出る話だし、石女が母の代理となるが、その部屋に溢れる赤ん坊の偶像が不気味。マイナーコードによる「蛍の光」。思い詰めたプールを歩くロバートソンをドリーで追いかけるカメラ。強いの…
>>続きを読む再見。フラーの不自然なタイミングで顔のクローズアップを入れる手癖が最も効果的なのはこれじゃないか?
クリフ・ロバートソンの目撃や盗み聞きする静止した表情、ドロレス・ドーンの嘆きの瞬間、リチャード・ラ…