軽快な関西弁でカラッとしたモダンガールな
節子。
自分のしたいようにする!という強い意思は
一歩間違えば、ただのわがままにも映るが
とてもチャーミングに演じている。
相変わらず
小津監督の映画は台…
映画にするほどの内容かなぁとは思うよね。節子から小宮へ向かう影響だけじゃなく、小宮から節子へ向かう影響もあったから、単に人が人に感化されて終わる話じゃないのはわかるんだけど。
それはそれとして、ビン…
「バカ!」「カバ!」
これがちびまる子ですみれ(お母さん)が言っていた"モガ"か〜。
戦前の上流階級の暮らしが見られる貴重な一本。
本編の内容に関係ないけど突貫小僧ってすごい芸名の子役。
下唇…
小津監督によるトーキー第2作。
舞台は東京・麹町の大学教授・ドクトルの邸宅。妻の尻にしかれる大学教授の小宮(斉藤達夫)のところに、大阪から姪の節子(桑野通子)がやって来た。
節子は車の運転もする自…
小津がルビッチスタイルで作るとこうなるとわかって興味深い。
医学博士の斎藤達雄とその妻、栗島すみ子の夫婦を中心に大阪から遊びに来ている姪っ子の桑野通子が絡んでゴタゴタしつつも最後は夫婦円満に丸く収ま…
・妻の尻に敷かれる夫がモガの姪に触発され、妻に対してガツンと言おう(=ビンタ)と発奮するコメディ。古今東西、関係を上手く進めるために夫が妻を立てたり、その逆もあるけれど意外と一方的な思い込みも多いと…
>>続きを読むすごいなあ、ちょっとアメリカの風味も感じられる小津流の良きコメディ。
桑野通子のモダンな装いがイケてる。ロングコートと半分目が隠れるハットがかっこいい。
『宗方姉妹』に出てたドン・キホーテの言葉…
「バカ!」「カバ!」が頭から離れない。
初の戦前小津作品。
カメラワーク、いわゆる“小津調“は
まだ確立されてないものの、
テーマ、台詞回し、テンポの良さなど、
随所に“らしさ“を感じる良作だった…
No.4511
小津現存映画 20/37 (小津映画は全部で54本あるが、現在残っていて見られるのは37本)
トーキー3本目(一般公開された劇映画としては2本目)。
まだ完全に小津調になる前な…
松竹株式会社