恐妻家の大学教授のもとに、大阪から姪が遊びに来たことをきっかけに巻き起こる騒動を描く。
桑野通子演じる節子が魅力的。多くの女性が和装であるのとは対照的に洋装に身を包み、自由奔放な言動を取り、車の運…
家父長制が強かったであろう戦前の日本にこんなに弱々しくて妻の尻に敷かれる夫があるのかというのがすでに面白い。
堅物の妻とは対照的に、嫁入り前にしてタバコもスパスパ吸うしお酒もグデングデンになるまで飲…
軽快な関西弁でカラッとしたモダンガールな
節子。
自分のしたいようにする!という強い意思は
一歩間違えば、ただのわがままにも映るが
とてもチャーミングに演じている。
相変わらず
小津監督の映画は台…
映画にするほどの内容かなぁとは思うよね。節子から小宮へ向かう影響だけじゃなく、小宮から節子へ向かう影響もあったから、単に人が人に感化されて終わる話じゃないのはわかるんだけど。
それはそれとして、ビン…
「バカ!」「カバ!」
これがちびまる子ですみれ(お母さん)が言っていた"モガ"か〜。
戦前の上流階級の暮らしが見られる貴重な一本。
本編の内容に関係ないけど突貫小僧ってすごい芸名の子役。
下唇…
小津監督によるトーキー第2作。
舞台は東京・麹町の大学教授・ドクトルの邸宅。妻の尻にしかれる大学教授の小宮(斉藤達夫)のところに、大阪から姪の節子(桑野通子)がやって来た。
節子は車の運転もする自…
小津がルビッチスタイルで作るとこうなるとわかって興味深い。
医学博士の斎藤達雄とその妻、栗島すみ子の夫婦を中心に大阪から遊びに来ている姪っ子の桑野通子が絡んでゴタゴタしつつも最後は夫婦円満に丸く収ま…
・妻の尻に敷かれる夫がモガの姪に触発され、妻に対してガツンと言おう(=ビンタ)と発奮するコメディ。古今東西、関係を上手く進めるために夫が妻を立てたり、その逆もあるけれど意外と一方的な思い込みも多いと…
>>続きを読むすごいなあ、ちょっとアメリカの風味も感じられる小津流の良きコメディ。
桑野通子のモダンな装いがイケてる。ロングコートと半分目が隠れるハットがかっこいい。
『宗方姉妹』に出てたドン・キホーテの言葉…
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