ワン、ツー、スリー/ラブハント作戦の作品情報・感想・評価

「ワン、ツー、スリー/ラブハント作戦」に投稿された感想・評価

Ricola

Ricolaの感想・評価

4.1
超ハイテンポでドタバタ(特に後半)なブラックコメディ。

舞台は西ドイツ、ベルリンのコカコーラ社。そこで支社長をつとめるマクナマラ氏(ジェームズ・キャグニー)は、アメリカから来た重役の娘の面倒を見るように頼まれる。その娘は純粋無垢すぎてかなり厄介だった。しかしマクナマラ氏は自身の出世がかかっているので奮闘するのであった…。


当時冷戦状態であったロシアとロシア側の東ドイツに対するブラックユーモアが結構際どい笑
面白おかしく描かれてはいるのだけど、ワイルダー監督がバカにしてる感じがある気がする。特にそう思ったのがコカコーラ社が交渉していたロシアの委員会の三人組が泊まっていたホテルの様子。当時の60年代のアメリカと比べたら、相当時代遅れな感じだった。

とにかく一言一言、行動にも笑える要素が詰め込まれている。そういう情報量の多さで少し観るのに疲れるかもしれない。

社長室にアンクルサムの鳩時計があるの嬉しかった!単にアメリカの象徴としてだったかもしれないけど、キャグニーが主演の映画「ヤンキードゥードルダンディ」を思い出した。

あと車でぎゅうぎゅう詰めのシーンからはマルクス兄弟の「オペラは踊る」の船室のシーンが思い起こされた。オマージュなのかもしれない。

一瞬も気が抜けないハラハラさせられるブラックコメディだった。
K

Kの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

これが公開されたとほぼ同時に?ベルリンの壁が構築されたなんて。
東ベルリンのロケはミュンヘンでされたそうです。
ベルリンで泊まった壁際のホテルの近くにコカコーラがあった 「世界中全ての女がミンクを持つようになるまでミンクのコートは着てはいけない」というのは社会主義のわかりやすい説明
げん

げんの感想・評価

-

様々な出来事がすごいスピードで、気持ちよく嵌っていく。

圧倒的ジェットコースター!

帰り道、歩くスピードが自然と速くなった。
つぐみ

つぐみの感想・評価

4.0
自分が陥れた人物を自分で救う。笑
愉快なドタバタ劇だった。オチも完璧。
映画館で目撃できたのは最高。
もうすっごい!!!
剣の舞がこれほどあう映画はないってくらい
ラストのビリー・ワイルダー感もとても良き
コカコーラを飲もう!
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.5
2013/11/23鑑賞(鑑賞メーターより転載)
ビリー・ワイルダーのDVD化されていない隠れた名作。東西分断下のベルリンを舞台に、突然来訪して東側の男と結婚してしまった社長令嬢に振り回されながらも何とか体面を保とうと奇想天外な作戦に打って出るコカコーラ(よく名前出すのOKしたなあw)の支社長を、小ネタてんこ盛りのいつものワイルダー流儀で描くドタバタコメディ。個人的にギャングのイメージしかなかったジェームス・キャグニーのマジな演技が殊更に笑いを誘うし、ドイツ人やロシア人気質なども風刺しつつ次から次へと飛び出す笑いにもう乗るだけで精一杯(笑)。
「お熱いのがお好き」「アパートの鍵貸します」と傑作コメディを世に放ち、師匠ルビッチ亡き後に"喜劇映画の神様"として君臨したビリー・ワイルダー。その次回作となれば否が応でも世間の注目を浴びるのは必至である。

その状況下で作ったのが、このハイテンション・コメディ「ワン・ツー・スリー」というのがこれまた凄い。とても前年にオスカー獲った人の仕事だと普通思わないもんね。

冷戦下の東西に分断されたドイツにて、コカ・コーラ社(実名使うのが凄いね)の西ベルリン支社長扮するジェームズ・キャグニーを中心に展開されるまさに狂騒劇。

前半は資本主義の代弁者であるキャグニーとコチコチの共産党員の青年ホルスト・ブッフホルツによる丁々発止が面白く、後半はこの若者を短時間で貴族出のボンボンに変身させようと、いうならば"超高速マイ・フェア・レディ"といった赴きである。

またギャグの多さも本作の特徴である。あのフルシチョフの肖像画のギャグを見たときの衝撃はいまだ忘れることができない。

大好きな映画なのだが、ただそのギャグのほとんどが時事ネタかマニアックな映画ネタであり、元ネタ知らない人にとっては皆目わからず、もしかするとワイルダー映画のなかでは最も人を選ぶ作品であるかもしれない。
大介

大介の感想・評価

4.3
とても面白かったです。

いまはもう制作されなくなりましたが、自分はこういうスラップスティック・コメディとかスクリューボール・コメディとかいうジャンルが好きです。

最初はちょっと合わないかなって思ってたんですが、どんどん加速するドタバタ劇にすっかりハマりました。細かいツッコミなんかもうどうでもいい(笑)。


「鉄のカーテン」って言葉懐かしいなぁ。東西ベルリンも最初はあんなに弛く行き来できたんですね。知らなかった。っていうか、当時のベルリンでよく撮影できたものですね。


誰もが知っているハチャトゥリアンの「剣の舞」。こんなにこの曲が合う作品は他にはないです(笑)。

東西冷戦も資本主義も共産主義も、ぜーんぶひっくるめておちょくり倒しているブラックなジョークが最高。でも、ハマらない人は全くつまらないでしょうね。

色々な作品のネタやオマージュみたいなのがあるみたいで、知ってればより楽しめるんだろうなぁ。


あ、ラベルが~。

「シュレマー!」(笑)。


ホルスト・ブッフホルツ、「荒野の七人」や「ライフ・イズ・ビューティフル」のあの人か~。
コカコーラ社に勤める男を主人公にしたビリー・ワイルダーの冷戦コメディ。ビリー・ワイルダーの映画は本当に上品な笑いを観客に届けてくれるなと改めて感じたけれど、まだ若い自分にはそういう笑いは早い気もした。冷戦をコミカルに描いているけれど、緊迫していた当時のことを思うとこんな映画撮って良かったのかよとは思った。風船とレコードの使い方が良い!
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