祇園の姉妹のネタバレレビュー・内容・結末 - 2ページ目

『祇園の姉妹』に投稿されたネタバレ・内容・結末

1936年にこの映画か。がっつりフェミニズム映画ですごいなと思った。
溝口健二の作品の鑑賞ははこれで3本目だが、一貫して広義の性産業(芸妓や娼婦)に従事する女性の苦境が描かれている。
「義理と人情」…

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祇園の芸妓姉妹の物語。姉は人情に厚いが、最後は男に捨てられてしまう。妹は打算的で上手く男を扱うが 、最後は復讐されてしまう。ラストの山田五十鈴の台詞が全てを語っている。

良くできた脚本で、とても面…

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(35mm)
観たような観てないような。

『明日、私は誰かのカノジョ』みたいな話だが、先進的だったというよりは時代が逆行しつつあるように思えてしまう。

陰影と奥行きの演出はさすが。追う者と追われ…

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言葉巧みに男を引っかけ蝶のように男から男へと乗り移る悪女的な妹と、義理人情を信条として貧乏男に寄り添う姉という対比が面白い。
うまく男心をくすぐり甘い汁を吸う妹はむしろかっこよくさえあるのだが、最後…

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『祇園の姉妹』鑑賞。男を信じた姉梅吉と男を利用した妹おもちゃの悲劇譚。梅吉は男は信じても利用しても泣きを見るのは女性であるという溝口健二の一貫した男性悪が描かれている。「芸妓なんて職業なんでこの中に…

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久々にここまで古いのを観ました。しかし、作品は全く古臭さを感じさせない。さすが溝口。

芸妓という職業の運命というのか。
愛情を取った姉、生活を取った妹。両者とも求めていた幸せには辿り着けない。芸妓…

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冒頭の横移動カメラでいきなりやられる。町屋の中では横移動、狭い祇園の路地を歩く縦移動。京都の空間を知り尽くした撮影。陰影、部屋の空間の使い方、つねに素晴らしくてほれぼれする。

貧乏芸者の梅吉は昔気…

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義理堅い姉に反発して、男を食い物にさえしてもかまわないという妹おもちゃ。

久しぶりに姉妹の祇園の京都弁が心地よく、、、

蹴落とした男に仕返しされ嵌められたタクシーのシーンに引きつけられました。

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惜しいことに、今観られる映像はフィルムが一部欠損したものであって完全版ではない。が、大筋は繋がっているから、一つの作品としての見応えは保たれているのではなかろうか。
男性優位の社会構造の中では、世間…

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1930年代にして、世の中の末端で苦労する女性を描いていた、溝口健二のお家芸的な娼婦もの。黒島結菜ちゃんは山田美鈴に似ている。

祇園の片隅で暮らす芸妓の姉妹。姉のステディの旦那が破産して、姉妹の家…

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