“松本清張”は著作に詩的なタイトルを付ける事が多い。
私が「霧の旗」を読んだのはタイトルが気に入ったからだった。
大まかなあらすじはこうだ。
ヒロイン“桐(霧)子”は兄の無実を晴らすために著名な…
「君、霧は音を立てて流れるのは知っているかね」
ロマンティックな台詞がいい。
山田洋次監督の唯一のサスペンスとのこと。決してスカッとしない終わり方。むしろ、モヤッとか。
恨みや復讐の矛先は原因や根…
ブラックな倍賞千恵子が見られる貴重な一本。
しかも、監督は山田洋次。唯一のサスペンス映画。
普通に上手に撮ってる!!しかも、ちょっと大人向けの映画!
さすが山田洋次監督。それでも、やはり人情ドラマ…
倍賞千恵子の鉄仮面ぶりが主人公の個性と思い込みの激しさを表現している。犯人は主人公だったという大ドンデン返しを期待したがそうならず残念。太陽に吠えろの山さんが出ていて時代を感じた。東京の昔の町並みや…
>>続きを読む橋本忍脚本で、倍賞千恵子自身が挙げた一本ということで視聴。
中盤から事情が変わる展開で、そのまま最後まで突っ走る。
オーソドックスな松本清張ミステリーを、敏腕脚本家が仕上げた感じ。シーン間の飛躍がほ…
山田洋次監督にしては、珍しいサスペンスもの。脚本橋本忍でこの時に「砂の器」を共作することになる。正直、倍賞千恵子は、ミスキャストのような気がするが、滝沢修と新珠三千代の理由ありカップルの熱演がすごい…
>>続きを読む超絶無愛想な倍賞千恵子が非情な復讐を果たすためには手段を選ばない狂気。ブルジョワ弁護士滝沢修の鼻をへし折るにしろ自尊心を踏みにじった上で社会的抹殺をする強烈な展開。霧の街を尾行する長回しの移動撮影の…
>>続きを読む高額料金や多忙を理由に弁護依頼を断るのは罪なのか?少女の面影を残す片田舎の純情可憐な女性が、過剰とも思える復讐心から、高名な弁護士を追い詰めていく。山田洋次唯一にして良質のサスペンス・スリラー。松本…
>>続きを読む松竹株式会社