このレビューはネタバレを含みます
実話なのがすごい。突然体も動かなくなって話せなくなって、瞬きだけができる状態だなんてショックすぎるけど、誰にだって無条件に起こりうること。死にたいとか言うのは簡単だけど、この絶壁の状況で死ねないのっ…
>>続きを読む<人の尊厳を奪われても自分らしく生きる>
ファッション誌「ELLE」編集長として順調な人生を送っていたジャンは、ある日脳梗塞で倒れ、昏睡から覚めると正常なのは意識と記憶だけの全身マヒに陥っていた。…
脳梗塞により左目の瞼以外動かせなくなったジャン=ドーの伝記映画。
彼は20万回の瞬きでこの本を紡いだ。
映画では
「彼が脳梗塞を患い意識を取り戻してから」と、
「彼が脳梗塞を発症するまで」を交互に…
「狂牛病患者は、病気のせいで異常行動をしてしまうが、意識は正常」というのを聞いて恐怖を覚えたのと同様で、左目以外全身麻痺だが意識は正常、ってのが逆に辛いな、と思った、かな。
問題なく体を動かせ、まし…
人間性を大切にすること
自分を憐れむのをやめる
身体の自由を失い、知的活動のみできる状態に主人公は陥るわけですが、人間がこういう状況に陥った時どういう反応を取るかは様々で「理性」か「感情」どちらが強…