環境描写は控えめで、活劇でもなく、藤田進が画面の中心を常に占拠しており、彼の体現する品行方正なヒーロー像に愛着がわかない者にとってはとてもつらい時間です。ライバル弟(ロン毛)の不気味な存在感がインパ…
>>続きを読む終戦直前に公開された黒澤明による自身のデビュー作の続編。
前作の活躍で名を知られた三四郎が兄の敵討ちに燃える弟と対決する物語です。
外国人を投げ飛ばす件は検閲への目配せを感じさせ、ストーリーにおいて…
『姿三四郎』の成功を受けて製作された続きもの。監督本人にもあまりやる気はなかったという。柔道で名声を得ながらも慎ましく生きる姿三四郎が唐手の使い手である兄弟(前編で倒した檜垣の弟たち)に挑まれるとい…
>>続きを読む1983年12月22日、千石・三百人劇場で鑑賞。(1200円)
当時(ビデオ普及前)、黒澤明監督を全て映画館で観る計画立てて、なかなか映画館で上映されなかった1本。
そもそも一年前に製作した「姿…
『續姿三四郎』(1945)DVDで初鑑賞。主人公の苦悩が深まる正統的な続編。黒澤描写のヒューマニズムの熱さや恋愛下手も始まってる。戦争末期のせいか全体的に雑な印象。敵兄弟の異様さ、藤田進の名大根ぶり…
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