宮本武蔵 完結篇 決闘巌流島/決闘巌流島の作品情報・感想・評価

「宮本武蔵 完結篇 決闘巌流島/決闘巌流島」に投稿された感想・評価

RYOHEI

RYOHEIの感想・評価

3.6
三船敏郎主演の宮本武蔵、完結編。
宝蔵院、柳生のエピソードはほとんどカットされてる?又八も出てこず。
佐々木小次郎との決闘も意外とあっけない。

このシリーズ、全編通して女性を魅力的に画いてましたね。
おつう、朱美の儚くも恋に生きる姿は、男臭いこのシリーズにあって一際美しく、華を添えています。
これを期に興味を持ったのであちこち読んだら史実とはかなり違ってるようで落胆した。
当時アベックで映画館に来て欲しかったのか、無理やり女性陣が武蔵の周りで色恋沙汰を起こすのがどうにもダメだ。
前回は屋内ロケが多かったけど今回はまあまあ外で撮ってた。コスト的に天候が合えばだけど外のほうが安いだろう。
稲垣浩+三船敏郎版の宮本武蔵三部作の完結編。

剣の道を極め人間的成長を深めていった武蔵。

対照的に武蔵に翻弄された女二人。モテ男、武蔵をめぐる二人の対決もある^_^

武蔵が農家に身を置いてる時に、野武士がその村を襲ってくるシーンがあり、思わず「七人の侍」!って^_^

クライマックスは、ご存知、巌流島!

宿敵、佐々木小次郎との対決は、やはり見応えありました。

三部作通して、決闘を随所に散りばめつつ、恋愛模様も強めで、武蔵の人間性を深くは描いてないのが物足りないですが、カラーの映像が綺麗で、観やすいエンタメでした^_^
岡田茉莉子の朱美が素晴らしい!
決闘直前の八千草さんのお通も。
まるで巌流島の前哨戦のような女の闘い。朱美が怖い。お通もメンヘラ気味で武蔵も若干腰が引けているよう。やはりこの映画の裏テーマは女の闘いだ。「遅いぞ武蔵」の名セリフはなかったが朝日をバックにした二人の剣豪同士の対決にはやはり痺れた。殺られたあとのあの笑顔に、結局最も武蔵を好きだったのは小次郎だと確信。(新文芸坐)
お通さんと朱美の女の戦いはちょっとウザかったけど、田中春男がいい味出していた。
勝五郎

勝五郎の感想・評価

4.5
「ぬゎははははは…」

上田吉二郎の高笑いからはじまる…と言っても良いくらい印象的なシーンが武蔵の強さを…それは剣術だけではなく人としても幾重にも成長した姿を映し出していきます。

岡田茉莉子が健気で悲しい…

百姓しながら過ごす宮本武蔵、二人の弟子…そしてお通こと八千草薫。
ならず者の野武士達…そこへやってくる朱実…岡田茉莉子ね。

果たして最後の闘いへと物語は進みます。
志村喬や千秋実、田中春男、木暮実千代、瑳峨三智子などなど…役者も揃って見所満載であります。

そして巌流島!
寿都

寿都の感想・評価

4.7
宮本武蔵の物語にはじめて触れたけど、いやー、日本人の道徳観には誠に恐れ入ります。恋を知り、本を読んで、畑を耕し、仏を彫る。それが剣の道だとはね。バガボンドを読みたくなった!37巻まで続いてたとは(驚
鶴田浩二にもついに初めてお目にかかった。妖しい奴。こういう昭和的美男子フェイス(上原謙とか)の遺伝子は滅んでしまったのかな。とても耽美的。

このレビューはネタバレを含みます

https://umemomoliwu.com/ganryujima
mitakosama

mitakosamaの感想・評価

3.2
稲垣×三船武蔵の最終作。今作が一番間延びした印象はあるな。

3部作で1作毎に成長する武蔵像だが、今作は侍として成長し、落ち着き払い無駄な争いはしなくなっている。それ故に2作目よりアクションが大人しくなったのが理由の一つ。

もう一つは、メインイベントの巌流島まで時間ある上に、中盤は野武士との戦いになるので話が脱線して見える。
序盤から武蔵と小次郎の戦いの前フリが積み重なる。
…が、中盤から武蔵が旅の途中で村に落ち着き野良仕事を始める展開。祇園藤次や辻風黄平ら野盗との争いに、武蔵・お通・朱実の三角関係が続く。
お陰で結構焦らされる。

満を持しての巌流島は緊迫感ある演出が冴える。逆行を背にして戦う武蔵と追う小次郎。つばぜり合いは少ないが、波打ち際を駆けるのでアクションに動きがある。コントラストの効いたライティングで達人同士の攻防が表現されていて、とても見応えがあるね。
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