SMOKE
必要な嘘。ある街角のタバコ屋に集う人たちの交差。一つ一つがホントかどうかなんてより、煙を吐くようについた嘘が消えた後、残ったものを見定めてほしい。
淡々としたストーリーだが、じんわり…
当時はタバコ吸っていた。日本もちょっとだけ喫煙率が下がり分煙なんて文化が現れ始めた頃のような。
ニューヨークの下町、ブルックリンのタバコ屋。嫌煙家が増えやりづらくなっている中、店主オーギーは今日も…
心理的な部分が大きく描かれる描写は少ないが、人物の表情や話と話の間、でその人の心情がなんとなく伝わってくる。
真実は自分の中にだけ。
タバコ吸ってるとき、作中の煙の重さの測り方の話みたいな、ちょっ…
「作家のバフチンはタバコを巻く金がなくて、10年かけて書いた原稿を引きちぎり、それでタバコを巻いた。
死ぬときに大事なのは本か、一服のタバコか。
彼はタバコを選び、自分の本を全部吸っちまった。」
…
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