
各々の登場人物たちが、目の前で向き合う相手の過去や背景をそっと察しながら、一つの嘘が淡々と流れ、その小さな嘘が事件として大きく発展する訳ではなく、煙のように静かに消えていく。
小さな嘘が一つのエピ…
街角のタバコ屋に集う男たちの温かい話。
それぞれの話が温かく、現在と過去が入り組んで、皆の人生を感じ取れる。
毎日、同じ時間に同じ場所で写真を撮り続ける店主。なぜそんなことを、と語るラストの話が最…
それぞれの人生が重なり合う群像劇。
原作である
『オーギー・レンのクリスマス・ストーリー』
を書き下ろしたアメリカの作家、
ポール・オースター氏が脚本も担当。
昨日観た「羅生門/黒澤明」は嘘により…
このレビューはネタバレを含みます
ポール・オースターの自伝的な小説を全然読んだことがない。NY三部作の中の『鍵のかかった部屋』だけである。『ムーンパレス』と『偶然の音楽』は何度も読んでとても好きな作品である。この2作も充分自伝的とい…
>>続きを読む原作者ポール・オースターのミドルネームを冠した作家ポール・ベンジャミン(ウィリアム・ハート)が冒頭披露する作り話やラスト白黒でつなげられたオーギー(ハーベイ・カイテル)のクリスマス・ストーリーをはじ…
>>続きを読む(c) 1995 Miramax/N.D.F./Euro Space