基本的には情に流されず理知的に映画を観たいタイプである。がしかし、オーギーがポールに語る「クリスマス・ストーリー」にはまんまと文字通り泣かされた。『マクベス』をもじって言えば「真実は嘘、嘘は真実」。…
>>続きを読むNYブルックリンの煙草販売店の店主オーギー、常連客の作家ポール、黒人少年トーマスの三人を中心とした人間模様を描く。ハーヴェイ・カイテル演じるオーギーが偏屈ながらも人情に溢れており魅力的。
序盤でポ…
ボタンのかけちがいのような出来事が、時を前後して人生に驚きや喜びをもたらす。全体の流れの中に登場人物の名をそれぞれチャプターとして配した構成には作家性の高さを感じた。カイテルさんの語り口も秀逸だが、…
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