徹底して映像と切り離され、干渉することのない囁き声ナレーションの湿度がすごい。人妻イメビからエセ哲学に接続する語りの強引さは…苦手な方のゴダール。
タイトルと同じ赤青の服を纏った女と無機質な街を同一…
ゴダール⑧。今作の後に観た『ウィークエンド』が強烈だったので、印象は薄め。淡々と進む日常ドキュメンタリー感、建築というモチーフとストレートな現代批判が印象的。
どういう結末だったか思い出せないので、…
ゴダールは映画の自動化を拒否する。故に彼の映画は常に映画をふるわせ、その強度を確かめている。フレーム上のイメージはその外を常につなぎとめ、音はフレームへの侵入と脱出を繰り返す。イメージがイメージであ…
>>続きを読む2回目の鑑賞。情報量が多くて、やはり簡単には観たとは言わせない意地悪で秘教的な監督の作品なので、適当なことを言ってるかもしれないが、なんというか、テーマはとても単純に感じた。
今では古めかしくさえ…
8月のJLG②
パリに近い団地に住み、夫と二人の子どもと暮らすジュリエット。彼女は中流階級の単なる主婦というわけでもなく、夫のいない昼間は売春をして小銭を稼ぎ、衣服や美容代に当てている。そんな彼女…