過去に追いつかれた男の最期
過去から抜け出し明日に向かって歩き出した恋人たちとの違いは、若さということだろうか
現実味の薄い会話も残酷な素直さも許される
それが若さというものだから
“愛してる”と言…
心中しようとホテルに泊まる若い二人が、永遠の愛とこの世との別れを誓うシーンはとても美しかった。
それだけに女を撃った男の方が怖じ気づいて逃げ出し、結局死ぬ決心がつかずに警察に自首するというのも格好悪…
『グランド・ホテル』っぽく複数の人間模様が描写されますが様々なキャラクターがいて脇役も存在感を発揮しているのが楽しいです。
若いカップルが無謀なくらい心中に夢を膨らませていて大丈夫か?って思ったら案…
『天井桟敷の人々』が非常に良かったマルセル・カルネ監督作品だから観た。
天井桟敷とは趣き異なるものの、フランス映画らしさが漂う作品。
ラストの歌って踊るシーンの明るさが、天井桟敷と異なる印象の要…
要するにテーマとしては「過去との訣別」なんですよねえ。
上手く行かない過去から逃避するために心中を選んだ二人。
上手く行かない現在から逃避するために駆け落ちしようとした二人。
逃避の結末は、
結…
「私をどこかへ連れていって」
「望むところだ」
後悔も心残りも心変わりもない。
新たな人生の旅立ちは目の前だったのに...
ジョジアーヌ号。
ああルネ。なんていう女なんだろう...
「人生の三…
パリのサン・マルタン運河沿いに建つ北ホテルを舞台に、心中未遂を起こした若い男女と正体不明の中年男とその愛人との二組のカップルをめぐって描かれる群像劇。
心中未遂のカップルより、北ホテルに身を潜める正…