原題『剣鬼』 (1965)
監督 : 三隅研次
脚本 : 星川清司
撮影 : 牧浦地志
編集 : 菅沼完二
音楽 : 鏑木創
出演 : 市川雷蔵、姿美千子、佐藤慶、他
柴田錬三郎の同名小説を原作…
無双・豪放タイプの多い時代劇スターにおいて、寄って集って八つ裂きにされるのが似合う稀有な存在が市川雷蔵だ。
綺麗な花畑の中で行われる凄惨な殺し合いは、三隅作品の中でもトップクラスの画だろう。
本作…
女と犬の間に生まれた斑平(市川雷蔵)。花づくりが得意な心の優しい男…そして馬よりも速く走れて剣をも極める。
ニヒルな役じゃない雷蔵も似合いますね…純朴で素敵!
そして想いの詰まった殺陣のシーンが辛い…
一本道を爆速で追い上げてきて、終いには馬を追い越す市川雷蔵がシュールすぎて笑いそうになりましたが、しっかりとありえる演出に踏みとどまっているところが流石でした。にしても、あのシーンはどう撮ったのか.…
>>続きを読む1965年の三隅研次監督作品。
太平の世、信州のとある藩で狂女の子に生まれ犬のように育った無足の若者・斑平(市川雷蔵)は花づくりと健脚に天禀を受け乱心の藩主の眼鏡に適う。城内に花畑を拵える作業中、…
三隅研次の抜刀術に対するロマンとケレン味溢れる演出が面白かった!
ややトンデモ展開なのとか、馬に追いつく程の脚力(絶対に誰も逃げきれんやん)とか、理想のお花畑の映像が葬式の祭壇みたいなのとか笑っちゃ…
馬に追いつくほど速く走る市川雷蔵には笑ってしまうけど、ちゃんとした修練は積んでないから見よう見まねの居合切りしか知らず、切るたびに納刀するのに泣けてくる。
一対多な立ち回りは決闘高田馬場なんかを思い…