大菩薩峠 竜神の巻の作品情報・感想・評価・動画配信

「大菩薩峠 竜神の巻」に投稿された感想・評価

龍之介は自らの手に掛けた妻・お浜に瓜二つのお豊に出会う。
そのお豊に執心する男、前作の新撰組に引き続き登場する実在の集団天誅組、そして龍之介を兄の敵と追い続ける宇津木兵馬。
これらが入り乱れる地獄巡り。
決して共感はできないが、失明しながらも、生への執念を見せるこの男の生涯を見届けたい気にさせる。
山本富士子がお姫様女優なんでしょうがないが、いつもかどわかされる。中村玉緒は、いつも手籠めにされ不幸な感じになる。お決まりな内容が少し嫌気をさしますね。幕末の状況を良く知ってないと訳が分からないかもしれません。でも当時の人にとっては、当たり前の教養だったのかもしれませんけど。しかし、大がかりなセットで映画黄金期の臭いが漂います。それを観るだけでも一興ですが・・・
衝撃的なラストで終わる三隅研次と市川雷蔵タッグによる「大菩薩峠」三部作の第二弾。

前作以上に雷蔵の見応えある殺陣が見れたり、江戸末期の抗争に巻き込まれたりと90分ながらもボリュームがある。

兵馬との決闘から時は経つ。

決着は付かず、相変わらず兵馬は机竜之助の命を狙う。

かたや机竜之助は、自ら止めを指した妻のお浜にそっくりな女性お豊と出会う。

しつこくされている彼女を救った机竜之助は、その後、市中での決闘、天誅組への加入と続き、思わぬアクシデントに合う…

お浜に似ているお豊を思わず助けてしまうあたりが、今後の展開を色々と考えさせてくれて良かった。

畳み掛けるように不幸がのしかかってくるお松が気の毒な訳だが、今後、祖父殺しの机竜之助との絡みが気になってくる。

しかし本作は、天誅組の諍いが一段落した後の机竜之助の殺陣がかっこ良すぎる。
mako

makoの感想・評価

3.7
没後50年特別企画「市川雷蔵祭」で上映。初鑑賞。カラー。
原作は中里介山の同名小説。三部作の二作目。

一作目、机竜之介と兵馬の対峙シーンで終わったので、てっきりそこから始まるかと思ったら時間が飛んでる😅
闘ったはずなのに、お互いどう闘ったのか分からなかったらしい。
えっ、どうゆうこと🤔
どうやら霧が出てきたらしくお互いを見失ったらしい。
なんだそれ笑

一作目では新選組だったが二作目は天誅組が出てきて竜之介は行動を共にすることに。天誅組、恥ずかしながら知りませんでしたが倒幕派なんですね😅

竜之介が、死んだお浜(中村玉緒)と瓜二つのお豊(中村玉緒二役)と出会う。
大菩薩峠で祖父を斬られたお松は斬ったのが竜之介だと七兵衛に知らされる。お松と七兵衛と共にしていた兵馬は兄、兄嫁ならずお松の祖父も竜之介の仕業だと知る。
竜之介を追う兵馬たち。
追っている最中にお松は拐かされてしまう。お松、いつも誰かに騙されて連れ去られてしまう。不幸すぎる。

天誅組と共にしているときに彼らを追う者たちの襲撃を受け竜之介は視力を失ってしまう。
視力を失っても強い竜之介がすごい。

竜之介に追いついた兵馬は視力を失った竜之介を追い詰める。
崖の上で対峙する2人。なんだか嫌な予感😅
予感は当たり、ここでまた「終」が!!!
どんだけ引っ張るんですか!

ハァ、また決着は次作に持ち越しか😣
でも一作目より面白かったです😊


1階席 2人+α、2階席 2人
劇場鑑賞 #76
2020 #137
大映版大菩薩峠三部作の第二部。第一部でいいところで終わり、その続きからと思ったが既に物語が進んでおり、前作のラストの一騎討ちの結果は口頭で述べられているのみである。登場人物の行き違いや複雑な愛などが入り乱れており、見応え抜群。主人公の龍之助は悪人であるのになぜか応援してしまう。
シリーズ第2作。前作の果し合いの決着はうやむやに、仇討ちに燃える兵馬とニヒルで旅鴉の竜之助の立ち振る舞い。そして中村玉緒とまた駆け落ちするんかい。繋ぎの回ゆえ辛抱せねばと思うたら、盲目の座頭市と化したラストでまたもや次回へ持ち越し。まじでこのクリフハンガー大嫌い!
前作の衝撃のラストからどんな続き方になるのかしら、と思いきやちょっと話飛んでる(笑)。
竜之介と兵馬の決着はどうなったのよ!?ってツッコむ間もない怒涛の展開。

成り行きから天誅組に加わる竜之介(本人に勤王も佐幕もないらしいが)、挙句爆弾により失明してしまう。なかなかのトンデモ展開だ。

相変わらずの玉緒ちゃんの儚げな可愛さと、雷様の妖艶とも言える危う気な魅力のアンバランスさが絶妙。もうそれだけでもお腹いっぱい。

そしてラスト、再び相まみえる竜之介と兵馬。崖っぷちでの撃ち合いの結果は…。完結編に続く。

前作に比べやや雑(散らかった)なストーリーにはなったが、完結編に向けてのブリッジとしては充分及第点。

ただ今回の竜之介はさほど畜生感がなかったのが残念。
市川雷蔵vs本郷功次郎『大菩薩峠』2作め。中村玉緒の演技が、金魚鉢から飛び出した金魚のようなみずみずしく、生き生きとしていて、強く引き込まれる。

遂に追いついた宇津木兵馬と竜之介が刀を構えて激突する滝壺のシーンは迫力があり、緊張感の盛り上げ方がウマい。

「この竜之介、両眼をつぶしても、剣の眼は開いておる」とは、相当の自信と迫力。カッコいい!

つなぎの2作めなのに、面白かった。
m

mの感想・評価

3.0
失明してほぼ全編通して目をつぶっていらっしゃる…
それでも刀は斬らずにいられない、二部。
mitakosama

mitakosamaの感想・評価

3.2
スカパーにて。大菩薩峠の2作目。前回のラストで、いざ宇津木兵馬って所で「つづく」とお預けを喰ったので、楽しみだったのだが。
なんか前作からちょっと話が飛んでるんですが。

今作ではひょんな事から天誅組に加わる机竜之介。成り行きとは言え参加の動機が感じられない。新撰組に行ったり色々紆余曲折してますなぁ。しかも敗走後に爆弾攻撃を受け失明するという事態。

中村玉緒演じるお豊は庄屋の若旦那に見初められたは良いがこいつが中々のストーカーっぷり。相当イタい奴で散々な目に合わされちゃう。

失名し幕府軍や敵討ちを狙う宇津木兵馬らに追われるテーブルさん。
同じくストーカーに拐かされたお豊が再会し、江戸へ逃げようと算段、
そこへ宇津木兵馬が!つづくって続くんかーい。

机とお豊の恋愛劇になりそうな予感もあり、焦らされる。
そして、自らの罪・業の深さを自覚しだした机。クールに見えるが実は悩み多い正確なのね。やはり眠狂四郎とはだいぶ違う。ある意味机の方が人間臭い。

クールさと泥臭さがいささかミスマッチな印象かしら。お豊や他の登場人物のドラマが多い為に、机竜之介のドラマが浅くなっているのも気になるな。
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