映画は、第二次世界大戦下の厳しい冬のベラルーシを舞台に、パルチザン部隊の兵士2人が食料調達の任務で占領下の集落へ向かうところから物語が始まる。彼らはドイツ軍に捕えられ、極限の状況下で人間としての尊厳…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
第二次大戦下ドイツに捕えられた2人のパルチザンの姿を描いた戦争映画の名作。
死ぬも地獄、生きるも地獄。
無為な戦争の時代に巻き込まれた世界を、2人の兵士をもって描きます。
あまりにも巧みな構成と…
基本画面の外の存在だったドイツ軍(野原での戦闘では基本的に音だけ)が目の前に現れてくる時に、映画としてはもっとも緊張の高まる屋根裏のシーンがあるのが上手過ぎる。そこから細部が明らかになり赤軍側のイデ…
>>続きを読む理想に生きて気高く死ぬか、生き永らえて罪悪感に苛まれ続け地獄を彷徨い歩くか、或いは利己的に生きるか。究極な状況において初めてその人間の本質が顕れる。
確かな時代背景はあれど、本作はもっとこう、国家や…
シネマヴェーラの「日常と戦争そして旅 ウクライナ・ジョージア・ソ連映画」特集にて鑑賞。
傑作。76年作だが全編モノクロの戦争映画。
ナチス・ドイツに捕えられたロシアのパルチザン兵士二人の葛藤を描く…
「裏切りか? 死か?」、二人の兵士の心象と受難を静謐な映像で描いた衝撃作!
Mosfilm公式YouTubeチャンネルにて鑑賞→https://youtu.be/VteY61FDhc8
第二次世…
今年の劇場鑑賞の忘れ物レビュー…✍️
シネマヴェーラ渋谷『ウクライナの大地から』特集で鑑賞🇺🇦
1001本の作品に入ってる作品で、かつ日本ではなかなか観れない作品ということで、特に監督や作品のこ…
「炎628」(1985)のエレム・クリモフ監督の妻、ラリーサ・シェピチコ監督による反戦映画。ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作。2022英国映画協会"史上最高の映画100"の監督投票部門でランクイン。
…