フレデリック・ワイズマンの足跡特集17本目。
ついに観たぞ『チチカット・フォーリーズ』ということでここ最近集中的に観ているワイズマンの映画監督デビュー作ですね。1967年の作品らしいので実に約60年…
監督デビュー作。マサチューセッツ州ブリッジウォーターにある州立刑務所矯正院で撮影されたドキュメンタリー。
矯正院の環境は見るからに劣悪で、収容者が当然のように裸だったり、食事を摂らない収容者の鼻に…
昔のアメリカの矯正施設の様子が面白かった。社会科見学的な面白さもありつつ、だんだんと人間の怖さみたいなものも浮かび上がってくる。
途中出てくる医師たちが、ものすごくまっすぐ話している様子が印象的だっ…
フレデリック・ワイズマン監督の処女作であり、上映差止めの裁判命令により、1991年まで一般上映が禁止されていた問題作にして代表作。
アメリカの州立刑務所矯正院(精神異常犯罪者のための矯正施設)の実…
おそらく職員たちで構成されている楽団のような男たちが、陽気に合唱する様から始まるこの映画は、とてつもない音楽を感じさせる映画である。「チチカット・フォーリーズ」という題名の響きがどことなく音楽を思わ…
>>続きを読む精神病院に密着したドキュメンタリー映画
初フレデリック・ワイズマン。ワイズマンの原型を垣間見ると同時に、予想以上にケレン味溢れた内容と編集に驚かされる。病院内で起きる出来事をカメラによって記録し、…
精神を病んだ犯罪者たちが収容された刑務所を題材に、そんな囚人兼患者の生態やそこに勤務する関係者たちの様子などを遠慮もなく容赦なく撮影する後年の人を温かく見守る作風とは違うフレデリック監督の攻撃的なス…
>>続きを読む性犯罪者のカウンセリングで淡々と犯罪者とカウンセラーのカットバックが積み上げられていくのだが、「共同自慰をした相手に申し訳ないと思わないのか⁉︎」のカットバックで汚ねえ矯正院の奴らを映したり、「そう…
>>続きを読む上映時間に怯んで見逃してきたワイズマン。
この作品が初体験だったけど時間の短さに反比例した濃度200%の内容でクラクラした。これがデビュー作というのが凄い。
まず驚いたのは被写体への瞬発力も凄いが編…