【軍人スピリチュアルを『パットン大戦車軍団』に重ね】
フレデリック・ワイズマン有休を取得してアテネ・フランセに足を運び『基礎訓練』『シナイ半島監視団』『ミサイル』を観た。『基礎訓練』が想像以上に牧歌…
アメリカ陸軍一般志願兵が入隊後に9週間の基礎訓練の後に兵士となって卒業するまで
キューブリックが『フルメタル・ジャケット』制作時に参考にした作品。
と聞いていたため鬼軍曹がいつ登場するかと思ってい…
面白い。歯磨きから教えてくれる。ごっつの『豆』コントみたいだ。そして集団が同期する運動。催涙スプレーで咳き込む。只々生々しく、時に微笑ましく、隊列組んで楽しんでいる。人間は大いなるものへ一体感を抱く…
>>続きを読むサウンド映画。行進軍歌・革靴足音・金属音の律動、黒く波打つ行進の軍服下半身。規律違反者の「俺の勲章は俺の人生だ」という言葉の真っ当さと、それ故の無力感。祖国はない。
一方で頻出する「命令に従え、問題…
フレデリック・ワイズマンの足跡特集3本目。
先日感想文を書いた『法と秩序』『病院』に続いて3本立ての最後に観たのですが、その3本の中ではこの『基礎訓練』が一番面白かったですね。ていうかよく撮らせても…
ベトナム戦争のため徴兵された一般人が舞台となる基地で基礎から訓練される様子は『フルメタル・ジャケット』のように過激ではなく予想外に淡々としているけれど、だからこそそんな状況下で普通の人が後半ではアメ…
>>続きを読む基礎訓練の恐怖の本質はその目的にあり──アテネ・フランセのワイズマン特集より。本作の被写体はアメリカ陸軍の基礎訓練を受ける志願兵たち。行進、匍匐前進、射撃練習。一様に同じ運動をさせられる基礎訓練が続…
>>続きを読む基礎とタイトルにある通り、入門から丁寧な兵士育成講座。よもやこんなところで歯の重要性を説かれるとは思わず笑ってしまった。
練習はあくまで練習であり、試合とは訳が違うことが伝わってくるが、このあと試合…