傑作。手際のよいストーリーテリングと、簡潔にして要を得た描写。こうしたトーキー初期映画の美点が、今日にあまり継承されていないのが残念。雨を降らすとなれば容赦ない土砂降り。人を殺すことに躊躇しない男が…
>>続きを読む行き交う人々のなかからふたりの少年が選び取られる開巻は、この物語が彼らの転落を描くという当然の予感と相まって、実に魅力的な悲劇性を帯びていたことと思う。
ジェームズ・キャグニーが二度もカメラに向かっ…
ギャング映画の古典。雨の中対立する組の一味を待つシーンと、銃撃後、水溜りに倒れ込むシーンが見事。殺害シーンを直接描かないのは当時の社会的配慮なんだろうけど、その抑制された描き方がスタイリッシュに思え…
>>続きを読むマフィア顔でお馴染みのキャグニーさん。
ミュージカルとかコメディにも出てる芸達者だけど、キャグニーさんの代名詞とも言われる王道のギャング映画
ミュージカルキャグニーさんは見てるけど、実はギャング…
このレビューはネタバレを含みます
馬や雇い主プティを殺すシーンは、直接観客が見えないようにすることで想像力を掻き立てる。
最後は、もはやホラーだ。
難癖をつけるなら、マットとマイクの名前が似てるから混乱した。しかもマイクってマイケ…
あの触れたらケガしそうなジェームズ・ギャグ二ーの雰囲気、大雨の中復讐に向かうあの表情、家に帰ってきたトムの姿などなど印象的なシーンもあったけど…うーん。という感じ。
『犯罪王リコ』『暗黒街の顔役』…
U-Nextで鑑賞。ジェームズ・キャグニーの出世作であること、写真でしか見たことがなかったジーン・ハーロウが出演していること、上映時間80分とコンパクトであることから選んだのでした。
本作が制作され…
冒頭の字幕によれば、本作はギャング個人の悪を描くというよりは、社会問題として描こうとしているです。場面はトムの少年時代からスタートするのですが、そこでは軽い盗みをするまだ可愛げのある少年が描かれてい…
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