学生運動の最も悲劇的なこの物語は、若松監督の映画とともに一時期、もうほとんどこればかり見ていた記憶がある。
彼らの行動は今の時代からは考えられない程、刹那的で悲しくも美しい。
若者が自分たちで時代を…
現代日本人が出来れば無かったことにしたいあの出来事。未熟ではあれ純粋なはずの若者の純粋性に決定的な傷を付け、ズルいのは大人ばかりじゃないことを思い知らせてしまったあの事件。そのトラウマは時代を超えて…
>>続きを読む「あさま山荘」を基にしたフィクションを演じる役者たちという、入り組んだ謎構成だが中々面白い試みとみた。史実をやや弄った妙なノスタルジーが見え隠れする立松原作が「それを演じる役者」によって絶妙に相対化…
>>続きを読むただ、日本を良い方向へ向かわせようとしていただけだった。
けれども、道筋を間違えてしまった。
悪を正す為、悪が許せないが故、自身の悪、周囲の悪を力で説き伏せた、そして、自らが育てた力に押し潰された…
ひとつめのエンドロールが終わったあとの最後の数分を何度も繰り返して観た。
どうしても共感しきれないところと、でもなんだかわかる気がしてしまうところのふたつの虚しさがある。あの「よう言わんわ」が誰の何…
連合赤軍を題材にした映画の製作を推し進めている監督(大杉漣)が、当時を知らない若者たちを起用して、真に迫った作品の完成を目指していく。立松和平の原作小説を変則スタイルで映画化している、実録系ドラマ。…
>>続きを読む連合赤軍のあまりにも陰惨な崩壊課程を、映画撮影という劇中劇で描く、というややトリッキーな構成。この構成は、現代人たる我々への事件物語への導入の意味もあるのかもだけど、後半に徐々に無意味化していくので…
>>続きを読むみたー
おもしろかった
突入せよ!や実録!の2つの映画とは全く違う視点。新左翼ひとりひとりの役を演じるために新左翼ってどんなだったのかなと悩む演者達が知らず知らず新左翼的な言動になっていってしまう過…