当時の映画の中の生活は今の2倍 ゆっくりと流れているようだ。
今聞くとちょっと違和感を感じてしまうセリフ多いけど その当時を想像しながら見るのも面白い。
当時の結婚事情も分かって面白いが この当…
それについては「語らない」という経路を通してしか、語り得ないことがある。小津安二郎の作品を観るたびに、心と世界とが対峙したときに現れる、その境界線上に立つ人間の姿勢の美しさを僕は思うことになる。
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主人公はお嫁に行く路子ではなく、
1人残される
(実際には次男の和夫がいるのだが)
父・周平である。
それにより、周平と旧友の会話のシーンが
多い。
私は監督の描く女子トークが好きなので、
そこが…
小津作品では使い古されたテーマのようで、でも毎度新しい何かがあるなあと。
中学時代の教師、ひょうたんと呼ばれていた人の貧しさとか娘との関係が、本作では「こうなりたくない」という物語を進める原動力の…
娘を嫁に出す
ほろ苦さ。
娘の嫁入り問題を軸にして、父親の会社の上司や学生時代の同期を巻き込んで、とにかくおせっかいを焼くことがこの当時の日本の日常であり、ありふれた日常であればあるほど、その時代…
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