戦意に燃え、国家の勝利と繁栄を信じていたにもかかわらず敗戦を経験する。家庭を築き、その安泰を信じていた矢先に妻を失い、今度は娘の縁談話が持ち上がる。
愛していたからこそ、喪失は苦い。しかし、喪失が…
このレビューはネタバレを含みます
内容は娘の嫁入りで寂しさを感じる父親の話で、簡単に想像つくし、想像の通りなんだけど、見てると父親の感情がめちゃくちゃ身体に浸透してくる。父親は何も内心を語ってないし、むしろ反対のこと言ってると思うと…
>>続きを読む小津安二郎の秋。
黙々と煙が立ち上る工業化する日本の風景から始まって、笠智衆の切ない背中で終わる。
なんとも言えない儚さの表現ですが、どこか他人事とは言えない“老い”というテーマが誰にしも刺さりうる…
ハイカラな色彩感覚が素晴らしく良い。構図も美しすぎて極まってるし、やっぱりカラー映画って良いなとなる。奥さんを失った後に若い細君を迎えることに対して穢らわしいと感じている笠智衆の価値観が1962年に…
>>続きを読む©1962松竹株式会社