小津がキャリアを通して描き続けた「家族」と「結婚」という主題。遺作である本作もやはり「家族」と「結婚」という題材を主題に据えている。それは過去作の変奏であると同時に、その中で微妙な差異を捉えてもいる…
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小津監督の遺作。
長女・次男と暮らす平山周平。その同級生の河合と堀江。
ひょうたんの娘さんが泣き出す場面はなかなかに辛い。お嫁に行きたかった気持ち、ずっと父の面倒を見るのかと悲観する気持ちが現れて…
生き残った戦後の人々への愛情のある見方が現代に生きる私にとっては新鮮だった。
軍歌を楽しげに歌うとか、娘を誰にやるかの話をするとか、私にとってはかなり抵抗があるシーンであるはずだったが、その時代の人…
久々に再見して、こんなに良かったっけ?と驚き。日本人の情緒・哀愁の描き方でいえば他に類を見ない大傑作。気丈な女性が隠れて涙を流すシーンは黒澤の「天国と地獄」にもあったな、と巨匠のどうでもいい共通項を…
>>続きを読むこの作品は他の小津作品と比べてノリが軽く、時間の流れが独特で永遠に見ていたくなる魅力がある。毎回同じようなストーリーの中で、飯を食い酒を呑んでいるだけなのに、この『秋刀魚の味』は何かが違う。演技もリ…
>>続きを読むハラスメントも多様性もない、古き(良き?)日本の世界観に浸ることができる。
今の感覚だとありえないようなやり取りばかりで、笑ってしまう。
人によっては起伏の大きくないストーリー展開に感じるかもし…
映像の構成要素全てを独自の美的感覚のもと精緻に整え、唯一無二な箱庭世界を構築してみせる小津デジレクションが、作品のカラー化以降は色彩設計の分野においても存分に発揮されていて、つくづく完璧主義な作家だ…
>>続きを読むとにかく画がいい。映像だけでずっと観てられる。
特徴的なローアングルの構図が豊かな色彩と掛け合わさることで、他の追随を許さない圧倒的な深みを生み出している。
食器や電話の光沢がいい。温かみも冷たさも…
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「ひとりぼっちか」と呟く平山の哀愁が良かった。常に画面の中央に人が居たからこそ、伽藍堂となった屋内のカットには余計淋しさが漂っていて最終盤の悲しみの潜む静謐さの演出に深みが出ていたと思う。
人生の流…
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