このレビューはネタバレを含みます
小津安二郎監督作品といえば白黒映画の印象が強いが、カラー作品も非常に色使いが鮮やかだ。
監督の遺作となったこの映画。集大成ともいえる作品だが、テーマはやはり監督がこれまでも描き続けてきた娘を嫁に出す…
正面を見据える建前の目線と、それ以外の本音の(自然体の?)目線の使い方が斬新。平山さんの(Perfect Daysと同じ名前だ!)目力がだんだん弱くなってくるのが悲しい。喜び、驚き、怒り、悲しみ、軽…
>>続きを読むやっぱり一つの、映画の極致だと思う。めちゃくちゃ当たり前のことを言うと、こういうやり口の映画の、一つの臨界点に到達していると思う。本当に素晴らしいし、胸が空っぽになった。眩暈がするし。末恐ろしい映画…
>>続きを読む当時と現代の価値観が大きく異なっていることは念頭に置きつつ、個人的にこの映画において小津安二郎は伝統的な"父親"のあり方をとてもアイロニカルに描いているように感じた。本来家族を守る立場であるはずの父…
>>続きを読む初めての小津安二郎。
それが本作となったのは、少し小説の結末から読んでいるような気持ちにはなる。
とにかく、心地よかった。
穏やかな台詞回し、決して劇的な展開があるわけではないけれど、実際にあった…
撮影の美しい切り取り方、場面、両方の意味で徹底して同じ構図を反復すること、その強い強いコントロールの中に現れてくる人間味。ラストの帰宅後のシークエンスはもちろん、その前のバーでの「葬式?」「まあそん…
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こんなんずっと見てられるし会話もずっと聞いていられる
昼は健康的な美しさ、夜はワクワクする美しさだった
お馴染みの3人が行きつけ座敷で日本酒飲んでるとこ、たまらん
ゴルフ場、いいんだけどなあ
拗ねふ…
2024.4.15秋刀魚出てこなくてワロタ 作中の登場人物やエピソードすべての要素が人間の孤独と老いという問題に収束していくよう機能しておりロジカルに組まれた作品という印象 時代の価値観が今見るとデ…
>>続きを読む©1962松竹株式会社