父ありきの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『父ありき』に投稿された感想・評価

1942年製作の映画。戦時中唯一の小津安二郎監督作品。

周平は妻に先立たれ、息子良平と二人暮らしの教師。修学旅行の事故で児童に死者が出てしまい、その責任を取って教師を辞めるが、良平を進学させるため…

>>続きを読む
tommy
4.5

父子のいい話でした。
セリフがやや聞き取りにくいのでイヤホン視聴推奨。

この頃の人たちは言葉遣いと所作が整ってて格好いいね。
まあ出てくる人みんな真面目な身分だったことも大いに関係あるんだろうけど…

>>続きを読む
反戦映画でカットされたシーンがあるということを踏まえて、もう1回観たい。
戦時下で撮られた作品を、サブスクで観られるありがたみ。
4.8

涙涙涙

愛だ〜〜とともに戦争の影が色濃くて、大人になった良平がぼうずになってたところでいろいろ察して辛くなった。
(戦争に関するセリフ、「甲種検査」とかが結構カットされてるから、事前知識があれば察…

>>続きを読む
ユロ
4.8
空間と時間の省略が上手すぎる。
良平が頭を丸めただけで社会情勢(戦争の激化)を表現するのには参った。
それにしても笠智衆がこの時32歳ってもはやバグだろ。
4.0
母不在の父子関係。
父とは
甘えさせてくれ、息子の現状を示してくれ、将来の道しるべ
である。この3つを上手く体現している父が笠智衆。
小津は37年に「父ありき」の脚本を脱稿、5日後に赤紙が来る。そして4年後、時世に合ったものへと手を加えたのが本作。しかし戦時下の作品、戦後再公開版はかなり切除されているという。
ACTミニシアターにて

題材は父と子。
「共に暮らす事、別れて暮らす事」に焦点を当てて、父と子の愛が描かれる。
仕事についての父の説教は素晴らしかった。
日本人の教科書みたいな映画ですわ!

台詞は3割くらいしか聞き取れな…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事