和製スクリューボールコメディの傑作、かもしれない。もちろん本国アメリカのスピード感とは比べるべくもないが、日本は日本らしく生活の重さと格式がある。だからスピードは鈍くても遠心力がすごい。笑い合う榊ひ…
>>続きを読む厚田雄春による撮影が鬼のように決まっていて背筋がピンとなり、松竹ホームドラマな穏やかさもあってあまり笑うに笑えないが、家族一人一人の立て方がうまく楽しめた。いや、犬と末っ子の存在感は薄すぎるか。
着…
厚田雄春。老夫婦へのズームや、屋外から各部屋を順番にとらえたショットは、小津映画ではまず見られないので嬉しい。でも、やわらかな物腰のなかに家長への反発をまぜてくる田中絹代は『彼岸花』っぽいし、岩下志…
>>続きを読む素なのかメタでやってるのか分かり兼ねる歪な倫理観がEDのカタルシスをちょっとだけ妨げる。一点の曇りのない多幸感が欲しかった!
あと岡田茉莉子が大分いまいち。顔下半分の美しくなさが特に顕著。ラスト一人…
できないことはやらず、できることをすべてやった、邦画の優等生。
抱腹絶倒をことさら狙うんでなく、一秒ぐらいずつ笑わせるライトな共感箇所たくさん。
スター映画だけどスターたちのオーラに頼らず、最善…
最高。こういう映画こそ最高って言うんだ。面白すぎて面白すぎて…。『結婚のすべて』に次ぐ結婚喜劇映画。正月に酒飲みながら観たい。
老夫婦が入れ歯をきっかけに旅行先でマジ喧嘩したり、次女が外国人と結婚す…
結婚が絡むと家族は色々ありますね。というお話。それぞれのエピソードをもう少し膨らませたら面白かっただろうに。それにしても田中絹代。次女の榊ひろみが連れてきたアメリカ人の彼を「あんなゴム人形みたいな気…
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