アヤ「あんたお嫁に行ったんでしょ、だったらそのくらいのこと ね~ぇ♡」
紀子「そうよ当たり前よ ね~ぇ♡」
アヤ「旦那さまなんてみんなそんなもんよ、勝手なもんよ、だからわたしたちお嫁に行かないの…
気まずいお茶漬け映画ランキング第1位
北鎌倉で暮らす間宮家では、適齢期を過ぎた娘、し紀子の結婚問題が大きな議題となっていた。当の紀子は大手の会社で秘書として働き、のんきに独身生活を楽しんでいる様子…
戦後昭和の原風景。大きなことは何も起きない。それでも惹きつけられるのは何故か。人を丁寧に描いているからなのだと思う。結婚がいいかどうかはこの時代の価値観として、人との優しく思いやれる関係こそが人の幸…
>>続きを読む素晴らしい。ため息が出てしまう。
もちろん時代の変化による倫理観の違いや、コメディ色の古さなど問題点はあるのだが、そんなものまったく気にならないほどの素晴らしい内容で、小津の力量がハッキリと分かる…
家族という地獄、婚姻という地獄。
結婚こそが至上の幸せであり、未婚者はならず者であり、結婚に際する取り決めは当事者の意思と無関係に進むのが当たり前。そんな価値観をベースとして人物は動き、物語は進ん…
この時代のどの家庭でもあったことだし、描いているのは日常なんだけどなぜか重心がしっかりしているような、芯のある物語。それは各々が自分の考えを持ちながらも家族を思い、感情を滲ませているからだろうか。
…
原節子演じる間宮紀子は
28歳のOLで独身。
紀子の兄夫妻である康一、史子、
父の周吉、母の志げ、から
早く嫁に行くようにと心配されるものの、
紀子は自分が結婚することに決意がつかず、
縁談も後回し…