2025年を生きる黒沢ファンからしたら垂涎の作品だが、ただの勝手にしやがれシリーズ最新作と思ってビデオ屋で借りた当時のおっさん達はこんなもの見せられてどう思ったのだろうか笑
黒沢映画以外の哀川翔も…
黒沢清のドタバタコメディ完結!
ヤクザを前にしても怯むことなく正義を突き通す青年(青年といっても寺島進ですが…)と出会った雄次と耕作は、彼の確固たる正義に振り回され、とんでもない事態に発展していく…
正直前作のラストがかなりシリーズとしての最終回感あったので、どう展開するの?そもそもちゃんと完結編として作られているのか?と心配していたのだが、いやはやトンデモない映画だった。最終作にして大暴れ、本…
>>続きを読む哀川翔と黒沢清によるスラップスティックコメディ『勝手にしやがれ!!』の最終作。
これまでの空気感と違って全編シリアスなテイストが漂う1作。
前半パートは小市民のすったもんだという、いつものテイス…
勝手にしやがれ!!シリーズ、とても軽妙で藤田雄次(哀川翔)の頼れる兄貴分のようなキャラクターや作品全体のドタバタ感が好きで父親が借りてきたVHSを一緒に観ていた記憶がある。
改めて今作を観てみると、…
あんなに楽しくやっていたシリーズが、その後の黒沢監督の作家性を強く感じさせる、最高の締め方になるとは。
今の日本を予見するような内容にも、感服しました。
監督の一番の作家性は、この冷静さにあるのかも…
移りゆく時代を反映させたストーリーと二人が飛び出していくラストにニューシネマ的終焉を感じさせる黒沢清好きなら必見のVシネマ
哀川翔のどこにも属さない男の軽やかさと、被写体とカメラが連動する脅威の長…
便利屋コンビの最終作にして傑作。
シリーズで何度も見てきた"人物が画面を出入りする楽しさ"が執拗に繰り返され、それが哀川翔の不在による漂流のイメージと繋がる長回しに心底驚いた。凄い。
暖簾を揺らし髪…