H storyに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『H story』に投稿された感想・評価

原爆ドームの中から、外の2人を撮ること、パンして、原爆ドームの中から現在の街を写すこと

古田新太の言うとおり、「監督の言うとおり出来ない役者は下手」なのかもしれない。
しかしそれは、描き方次第で「ただの役者のワガママ」にも「心を作っていく緻密な過程」にも映る。まだフィルムで撮られている…

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塩湖
4.5

レネ『ヒロシマモナムール』のリメイクを試みる一行。演技を止めたベアトリス・ダルの「カットして」という言葉を無視してカメラは動くのだが、彼女のあとを追う形で画角に入った監督の諏訪敦彦がふいにこちらに振…

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仕草
4.6
孤独の種類
機械的に切れる環境音(セリフも映像とズレる) 映画製作を俯瞰的に見ている
4.7

封切りで初めて観た諏訪作品。
シャンプティエと初めて組んだ作品でもあり、諏訪さん自身も写っていることなどもあり、というよりなぜか諏訪作品の中では相対的には偏愛している。一番劇映画とavant-gar…

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5.0
ヒロシマモナムールとの距離が縮まったようでさらに遠くなったような気もする
菩薩
4.3

この「H」にどれだけの意味を読み取れるかが勝負になってくる様な気がする。もちろんHIROSHIMAのHであり、発音されないフランス語無音のH(女優として不能に陥ったベアトリス)、そしてI(私)以前の…

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t
5.0

女優としての「I=自己」無き「歴史」の再生、すなわち名作焼き直しの撮影風景を経て、現代の「ヒロシマ・モナムール」が立ち現れ異国の地でIが復権されるまでのドキュメント。映画を作ること、孤独と他者に向き…

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砂場
4.5

諏訪敦彦監督作品。出演、ベアトリス・ダル、町田康。
諏訪監督の方法は常に台本無し、即興で俳優と映画をつくっていく。本作はアランレネの「ヒロシマ・モナムール(二十四時間の情事)」をリメイクする工程その…

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