コクトーの中編映画「詩人の血」を見た。映像で詩を表現するというアヴァンギャルドな映画だが、単なる実験を超えた魅力があった。作品は四つのエピソードで構成されていて、彫像とのやりとり、鏡の中の世界、雪合…
>>続きを読む「オルフェ」の後に続けて観たのだが、相通ずるモノが。冒頭、「詩はすべて紋章である、紋章を解読するには、詩人の血と涙を必要とする」との文言。この作品はコクトー9歳の時、拳銃自殺をした父親がモチーフにな…
>>続きを読む【渋谷TSUTAYA VHS回収】
約50分の短尺だったので穴埋めに丁度いいと思って観てみたけど、まーじでさっぱり理解できなかった。
詩をベースにしつつ、この映画自体も詩のようになっていて、そもそも…
ジャン・コクトー監督作。
詩人であり、小説家、劇作家、画家、映画監督でもあった20世紀フランスの多才ジャン・コクトーの第1回監督作品です。
上映時間60分弱のコンパクトな作品ながら、シュールレア…
ポエジーとは何かに関するコクトーの考え。
ジャン=ジャック・キム「ポエジーはどこから来るのか、ポエジーとは何か、魂の隠されたどんなひだからそれは立ち昇ってくるのか」
「傷ついた手、あるいは詩人の傷跡…
J.コクトー監督デビューの伝説的作品。
詩人がことばの立体化に挑んでいる姿を想像する。あらためて映像をみるに、コクトーの詩的嗜好/思考性が見てとれる。ジャン・マレーに出会う前だが、筋肉質な男性がお…
現在より映像表現のバリエーションが少なく、技術的な制約も多い時代の作品なのに、現在の作品よりずっと自由に撮られているように見えてしまう。掌で喋る口、鏡の中に飛び込む主人公、天井まで浮き上がる子…と現…
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