ミツは俺さ、ミツは俺だよ、という主人公の言葉にあるように、ミツに会うたびに彼は素の自分を保っていられたんでしょうね。浅丘ルリ子の美しさより、小林トシ江の鄙びたでっぷりした感じの方が魅力的でした。小林…
>>続きを読む7年前(2012年)の感想を掲載します。本作は、地上波、BSでも放送されないし、観る機会が今までなかった。遠藤周作の「わたしが・棄てた・女」が原作。原作では、ミツがハンセン氏病の誤診受けるなど「砂の…
>>続きを読む打算的に男の態度が招く逃れられない運命。この手の話は破滅的に終わってしまうのだが、安易なバッドエンドを避けてその先を描いた意外な展開が物語に深みを与えている。河原崎長一郎の屈折ぶりと浅丘ルリ子のクー…
>>続きを読む専務の姪との結婚が決まっていながらも、学生時代に肉体だけの関係を楽しんで捨てた女性と再会して良心の呵責にさいなまれる男性を描いた、浦山桐郎監督のドラマ映画。寡作な監督の代表作『キューポラのある街』(…
>>続きを読む「じゃあいっぺんも訪ねてやらなかったの?あれから。つまり、もういっぺん捨てたわけね。」
「あの人あなたにとって、なぁに?遊び?恋人?」
「優しさの他には、何一つ持ってなかったからな、彼奴は…」
…
メンヘラチックな恋愛劇の中に、弱さや醜さといった人間の真なる像が浮き上がってくる。小林トシ江の絶妙な配役と、それに対比する浅丘ルリ子の美しさを備えた演技が素晴らしい。ラストのカラーパートにおける夢想…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「愛する」を観てから観たのでずいぶん違うのに驚く。
共に遠藤周作の原作なのに、
ミツも素直で一途で可愛いけど、浅丘ルリ子にあそこまで惚れられたら、、
オトコ冥利につきるかも、、
自分の中にもマリ…