不毛地帯の作品情報・感想・評価

「不毛地帯」に投稿された感想・評価

再鑑賞。
初見は高校生の頃にレンタルで。

山崎豊子による同名小説の初映像化作。
原作既読。

自衛隊の戦闘機選定を巡る、商社と政財界のどす黒い人間模様をスリリングに描いている。仲代達矢、丹波哲郎ら、豪華実力俳優陣が繰り広げる白熱の演技合戦も見もの。これぞ社会派映画!

原作のファンでもあるけれど、それと同じ位本作も好き。気づくと前のめりになって観ている。この面子で生々しいストーリー(現実はこれ以上だろうが…)。何度観ても飽きるわけがない。
みっき

みっきの感想・評価

3.2
主人公の壹岐正は11年のシベリア抑留後、陸軍中佐で参謀としての経歴を買われ、近畿商事に入社し航空自衛隊の次期戦闘機選定争いの仕事で辣腕を振るうことになる。

初、山崎豊子作品〜

なんつーか…、政治とか経済の裏側ってどろどろしてるんだろうな〜という感想(軽い)
hepcat

hepcatの感想・評価

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戦中のシベリアから70年半ばの政治と金が問題になるあたりが舞台の超大作

凄く頭のいい人達ばかりで政治家と商人のトップ数人の人達でこの国の数千億という金が動いているんだなぁと思った

戦中の参謀?として活躍していた中代
終戦、部下を庇いシベリアに11年資本主義なんたら罪という罪で閉じ込められていた
その時の出来事の心傷を負って日本に帰国してからも、10年近く働くことが出来ず、シベリアで庇った親友が中代の生計を助けていた

良縁で総合商社の繊維部門に入るが、戦中に繋がりのあった人達が防衛省にいることから、戦闘機の買い付けに回されてしまうが、家族に批判され葛藤する。

産まれてから軍人として生きてきたので、戦闘機の音を聞くとその血が蠢きだす。
家族との葛藤や、ライバル会社との戦いなど、戦後の様々な問題があっての戦いで、超大作だけあってレビューに書き込めない…

同時期にして、ロッキード事件やダグラスグラマン事件など、同じような政治と金の問題が話題になって、他の意味でも注目させられる映画となった!

時代的にも学生運動の頃の話なので、かなり左よりの話が強い。
池袋・文芸地下で鑑賞。(2本立て)

山崎豊子の緻密な原作を、山本薩夫が監督した社会派映画の傑作。

「この映画はフィクションです」と言われても、ラッキード社という社名から、ロッキード事件を思い出さない人は居ないだろう。

商社マンどうしの激しいバトルを描いた傑作であり、原作でもそうだったが鮫島という登場人物が「鮫のように食いついたら離れない」イメージが見事に映像化されていた。

映画を観た時、原作は既読。

この映画、長編原作の前半部分(戦闘機買付け部分)のみであり、原作後半の自動車バトル部分まで描いていないので、山本薩夫監督で続編を観たかったが、今となっては叶わない夢となってしまった。
頭の良い人たちが政治的なことで画策してるのを見れたので幸せ

仲代達矢さんの色気がすごい
ていうかでてくるおじさんみんな色気がすごい

めちゃくちゃ面白くて、見たあとすぐ原作買いました。
otom

otomの感想・評価

4.2
戦闘機選定をめぐっての商社と政治家のドロドロの泥仕合。シベリア抑留で全裸&四つん這いの憂き目にあった大本営参謀上がりの仲代達矢は日本でもまさしく不毛な争いに巻き込まれると云うか進んで奔走する。雲の上の方で本当に起こっていそうな人間の醜い争いに反吐が出そうな程の臨場感がある。八千草薫と秋吉久美子のツーショットだけでも観る価値がある。傑作。
チェケ

チェケの感想・評価

4.5
丹波哲郎の哀しい笑みを伴う敬礼は、その後に何が起きるのかを一瞬で観客に理解させる。
akilla

akillaの感想・評価

3.5
これだけ深いストーリーとなると、やっぱドラマの方が奥行きが出ますね
初)原作未読。全体的に暗めの印象を受けました。芸達者の俳優陣を随所に配置させる山本監督の作風が生きています。制作された時代もあるのでしょうが、最近のTV版とは違い色恋のくだりもなく、内容も引き締まっていてよかったです。重厚な反戦映画だと思いました。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.0
2011/8/16鑑賞(鑑賞メーターより転載)
そのタイトルの通り、鑑賞後に何も、いや人間の醜さに対する不毛な気持ちしか残らない、気を滅入らせるほどのシリアスなドラマ。戦闘機購入をめぐる裏工作、スパイまがいの機密の探りあい...このネタをよく小説に出来たなあという点も相変わらず凄いし、登場人物たちの動向が清濁区別つけず辛辣かつ綿密に暴き出される点も、いかにも山崎豊子原作という感じ。そして何より、仲代達矢や丹波哲郎など、今となっては集めるのが難しそうな大御所勢揃いの重厚なキャストが繰り広げる演技合戦が見所。とはいえ観るにはそれ相応の覚悟が必要かも。
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