面白かった。北野武監督映画初鑑賞
最後のカット「おーいバカ勉強してるかー!」で大声出すのがしんじの方なのに涙。昔だったらあーちゃんが言ってしんじが笑ってたのかな、二人が様々な心境を乗り越えて大人たち…
様々な同級生を対比で描いていて、面白かった。成功した者、どん底に落ちた者。
芯のない一人一人の人生が誰かに操られ、誰かしらの便利屋になっていく。使えなくなったらまた、後釜的存在を次から次に探すような…
青春の終わりというか、挫折で漂う哀愁みたいなものをものすごくクールな目線で描いている。登場人物の調子がどんなによかろうと空気はそれに従い徐々に重くなっていく。それはいろんな躓きが用意されている。それ…
>>続きを読む『その男、凶暴につき』や『ソナチネ』は好きなのですが、30代の自分が観ても響かなかったです。
「どこに行っても"社会"からは逃れられない」というテーマ性はわかるし、うまく描けているとは思いますが、…
北野武監督第6作目であり、事故復帰第1作目。
武さん自身は、いつでも撮れた映画とおっしゃっているものの、少しは『ソナチネ』(『みんな〜やってるか!』)からの事故という"死"の呪縛から解放され、前向き…
「必要なだけ必要なものを映して物語る」北野スタイルが、正直、これまで観た他作品では過剰なスタイリッシュさに思えてあまりハマらなかったのだが、本作においてのそれは見事に作用していたように感じた。
物…
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