このレビューはネタバレを含みます
2025.7.23再鑑賞
家族を真っ向から否定する若者の憤り
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📍概要
イタリアの田舎で暮らす母親と4人兄弟(&𓃠)の陰…
ベロッキオの監督第1作。イタリアの農村を舞台にした、貧困、障害、殺人、そして近親相姦の危うさを描き出した。母は盲目、妹は兄に想いを寄せており、弟は知的障害がある。家族に縛られている兄を、解放してあげ…
>>続きを読むアウグスト.ジュリア別れ手紙,揶揄いスクーター乗り横転,兎餌やり弟アレッサンドロ止め,食卓,文字透けガラス覗き,子供遣わせ,日光浴婚約者,顔覗き,抱きしめ,インク溢れ,アレッサンドロ腹ナイフ刺しフリ…
>>続きを読むマルコ・ベロッキオ監督、26歳の時のデビュー作品にしてパゾリーニが絶賛…初鑑賞です…。
圧倒的な狂気…主人公のルー・カステルの演技に打ちのめされました…。
イタリアの辺境にあるブルジョワ家庭……
郊外の家庭内という狭苦しい空間に起こる暴力の連鎖と欠落した者たち、余所者たちの鎮魂歌。
ラストの壮大なクラシックとともに悶える男のシルエットがあまりにも印象的で頭に残る。いや、絶対に忘れることがで…
イタリア映画界を揺るがしたマルコ・ベロッキオ衝撃のデビュー作。
イタリア映画史においても重要な一作で、ベロッキオやベルトルッチらが現れた60年代にイタリア映画の傾向に新しい風をもたらしている。
当時…
面白い、分かりやすい狂気という感じ。殺意が弱者にしか向けられないのは政治的な寓意もあるのかと感じたが、それよりルー・カステルの唐突なモーションが面白い。ミドルに同ポジでアップ重ねるヤツとズームの使い…
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