泥の河に投稿された感想・評価 - 3ページ目

『泥の河』に投稿された感想・評価

かおり

かおりの感想・評価

4.0

大阪の水上船で生活する貧困家庭の子どもと、その近所に住む一般家庭の子どもの交流を描いた作品。

『もはや戦後では無い』という言葉が新聞で取り沙汰されたりしている戦後10年目の日本で、
住む家もなく船…

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子どもの視点でストーリーを展開するジュブナイルもの。水都大阪としての文化や戦後10年の街並み、今も色濃い遊郭文化(ここでは廓舟)など垣間見れて史料価値が非常に高い。
まだ幼い弟と、大人びた銀子ちゃん…

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パン

パンの感想・評価

4.2

81年公開のモノクロ映画。
戦後情緒溢れる大阪が舞台でどこかATGテイストな映画だった。
宿船で暮らす家族と少年の交流… 

昭和って今より人間が精神的に豊かだったかもね。
現代人は無駄な情報まで浴…

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戦後の日本、対照的な生活を送る同い年の子供の気持ちがよく伝わるストーリーだった。
戦争から帰って来た人にとっても辛い体験をして生き残ったことを上手く表せている。

「佳作」

コントラスト強目のモノクロ画と効果的なSE、アフレコっぽい音声もジワジワ効いてきます。「ひと夏」という時間と「川」という世界の刹那感。心情演出もとてもよくてキャストも名演。久しぶりに観終…

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JOHN

JOHNの感想・評価

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だいぶ昔にテレビ大阪かサンテレビで見た。これも物悲しい雰囲気が良い。
この映画をキッカケに水上生活者の事を調べて、知らなかったんで勉強になった。
戦後10年以上も経ってるのに・・・と衝撃を受けたわぁ。

加賀まりこさん、実際に見た母から聞いてた通り、めっちゃ綺麗!
加賀まりこ 圧倒的

このレビューはネタバレを含みます

原作は、太宰治賞を受賞した宮本輝のデビュー作。

戦争の傷跡を残す大阪で、河のほとりに住む少年と郭船(くるわぶね)に暮らす姉弟との短い交友を描いた物語。戦後、いよいよ高度経済成長が始まろうとしている…

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