このレビューはネタバレを含みます
大学の授業課題で鑑賞しました。
「白鳥の湖」この曲が流れるシーンがとても印象的です。
7人の修道士たちは「生きる」ことを選んだ訳ですが、この世では生きることができなかった。でも、天国で「生きる」とい…
盛り上がりがある訳ではないが
この淡々と進んでいく話の流れが
重く悲しく響く
テロリストにより
惨たらしい殺害に遭った7人
何の罪もない人達を巻き込み
主義主張を唱えるのって絶対違う
一部の異端者…
イスラム原理主義者と思しき者たちの脅威に、その地を離れるべきか否か惑い悩むアルジェリア山間部で暮らす仏国修道士たち。彼らが地元ムスリムに融和している姿や、対処を相談する過程が丁寧に描かれていて引き…
>>続きを読む実話。
修道士たちの信仰心が試されるだけのお話ではなくて、戦争の悲惨さについてや、理性について考えさせられる映画でした。
信仰のために残ったといえばそうかもしれませんが、
その場所の人々と共にあ…
恐らくこれは今に始まった事ではなく、大昔から世界は無常と共にあった。成熟できない者と搾取する者の関係も然り。それでもインポッシブルなミッションと分かっていながらそれに従事する者が存在し、その歴史の上…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
~死に至るまでを描くなんて悲しすぎるけれど~
これは実際に起きた武装イスラム集団によるフランス人修道士殺害事件を題材にしています。だから最初から分かっているのです。修道士たちは「死」に至るというこ…
信仰心がないと感情移入不可能な話を歌と聖書と力技で彼らの考えにも寄り添えようになってた。
どうしてもセリフで説明するしかない部分が多いのが残念なものの、序盤に首搔っ切るシーンを入れたり映画的な工夫も…
信仰のために命を捧げる殉教という行為が、本当に正しいことなのかどうかわからないけれど、どのように生きるのかと同様、どのように死ぬのかを自らで決める人間の尊厳はやはり守られるべきものだ。修道士たちがす…
>>続きを読む