大原麗子さん演じる元恋人のさよは、芝居は憂いに満ちていて、苦しめば苦しむほど、悲しめば悲しむほど美しかった。花の美しい姿のまま死んでいく様は、彼女がピカイチなのかもしれない。しかし、思ったほど賞を取…
>>続きを読む高倉健観直し月間パート3。
「あの人と一緒になっていたらどうなっていただろう」とふと考える事は誰にでもあると思うけど、それは執着であるかも知れないし、今の相手にもそうゆう人がいると言う前提で淡々と…
今回の健さんは脱サラして函館の港きわで、しがない居酒屋を営む店主。
そんな居酒屋に立ち替わり入れ替わり訪れる客たちを巻き込んで起こる各々の群像劇。健さん自身の過去との訣別もある。
高倉健が料理してる…
高倉健さんのインタビューで、南極から帰ってきてクロサワ作品に出る話しがあったようだが、周りがこの映画の撮影をスタートしていたので、仕方なく・・・みたいなことをおっしゃっていた。
この映画、健さんには…
会社員に嫌気が差し、函館で居酒屋「兆治」を営む英治。
そこに集う常連客を中心に描く。
かつての恋人で人妻の大原麗子が戻って来るが、如何せん不器用な高倉健とでは色恋沙汰にはならず…。
大滝秀治が目玉焼…
「朝食の目玉焼きが3個なんです。多佳は黙ってます。いつでもそうなんです。私も黙ってます。はい。これ、どう受け取ったらいいのだろうか。しかしね、これが現実なんですよ。若い女房をもらうってことは、他人が…
>>続きを読む高倉健がもういないという事実に絶望させられます。
黒沢明や小津安二郎と同等に、高倉健に匹敵するような役者はもう二度と出てこないかもしれないですね。
赤提灯の人情もので、これと言った特徴はないストー…
函館の居酒屋を舞台にした「夢」と「挫折」の群像劇。そういう点では『プラネテス』に似ているかも。ただ全体的に散漫で群像劇としてあまり上手く行ってないけど。
最良の選択をしたはずが過去に囚われたままの…