映像美でいえば今まで見てきたキアロスタミの作品の中でも頭ひとつ抜けている。風に揺れる草木、手つかずの荒野、白い谷間の村。映像詩という言葉がまさに適当で、土地の美しさを極限まで引き出している。
ただ…
薄いベージュのような色をした建物や砂地。その景色に映える群青・ターコイズ・コバルトの扉や窓枠や服。「青」ではなくわざわざそう呼びたくなる鮮やかさと渋みがあります。
序盤はその美しさや構図やカットを…
「やっぱりキアロスタミは相性悪いのかな〜」なんて思ってしまったのだけれど、なんだかこれは眠くなることすら正解な気がする。
この盛大な回り道を、豊かな時間として捉えられるかどうか。雄大な荒野の風景や…
この映画は重力に支配されている。転がり落ちる林檎、丘を走り降りていくゼイナブ、そしていつまでもジャンナへ行くことなく持ち直してドゥンヤに留まり続けるファザードの祖母。一方で、ベフザードの車は重力に反…
>>続きを読むイランの大自然の中にある伝統的な農村の風景や生活が興味深くて、映像も美しい。
死が通奏低音にありつつ、生や恋や人生が続いていくことが詩的に示される。映画というフィクションではあるけれど、素人役者のリ…
キャリアの中でもだいぶ終盤に差し掛かったタイミングでのこのぴあフィルムフェスティバルグランプリみたいな初期衝動感痺れる
高い場所で電線を通わせるために穴を深く掘っていたら(地元は日本では珍しく電柱が…
(C)1999 MK2 PRODUCTIONS-ABBAS KIAROSTAMI