硬派で色気のある男役が似合う仲村タオルとチャン・ツィイー演じるシンシアが感傷的な女性そのものでとてもよかった。
チャン・ツィイーの涙を流すシーンが何度かあるけれど、"涙の流し方"に全て違いがある。…
恋愛、人間ドラマ、歴史ドラマ、スパイアクションと色々なものがミックスされて文芸ドラマに落ち着いている感じ。
物語は別に複雑ではないが、説明描写が極端に少なく見せ場と言える様なシーンも少ないので、少し…
ロウ・イエ監督作品。DVDを買ってだいぶ寝かせていて、ようやく鑑賞することができたこの作品。filmarksの平均値3.2で、ロウ・イエ監督作品の中だとなかなかの低さだけど、個人的にはやはりロウ・…
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2023/10/31
この婁燁は良い。今のところ『ふたりの人魚』の次に好きだ。いつも通りびっちゃびちゃに雨が降ってスモークで視界0メートルの画面にゆらゆらカッティングとい…
あまりに苛烈な共同体の記憶と経験、戦前の上海に夢見たころがあったから最後は本当に泣きたくなった 日本が侵略と虐殺の過去を持っていることについて
どうして泣く人をこんなふうに撮れるんだろうとロウイエ…
映像はすごく綺麗なんですが、芸術的過ぎて私はちょっと苦手…かったるく感じました
恋人同士のはずの中村トオルとチャン・ツィイーがお互い愛し合っていると言うのが全然見えてこなくて、一旦離れ離れになってし…
仲村トオルは、上海では結構人気なんですね。私の中国語の先生が大ファン。木村拓哉のファンは、香港に多い気がします。(あくまでも個人的な意見です。)映画は、前半、言葉少なに映像で淡々と見せ、後半の展開に…
>>続きを読む一致団結
戦乱の緊張が漂い始める1931年の上海
日本軍の敏腕諜報部員・伊丹は、かつて恋人だったシンシアに再会してもう一度愛を育もうとするが、シンシアは抗日テロ組織パープル・バタフライの一員となっ…
No.2711
【"闘争"の名の下に押し潰された、感情と感情の交錯、ゆらぎ。その存在の脆さと淡さは、まるで、闇に彷徨う"ムラサキの蝶" の喘ぎ】
ロウ・イエらしさがよく出ている作品ともいえるし、…