20年くらい前からずっと観たかった映画をやっと観た。
私が最も好きな小説の一つ『たけくらべ』、
吉原の裏手に住んでいる歳の違う同級生の少年と少女の話。喧嘩と格差と初恋の話。この小説を読んでいると書…
戦前日本映画の素晴らしさよ!あのワンカットしか映らない豪華な建物群はセットだろうか。
雪のちらちらと散る画面も素晴らしい。
山田五十鈴の繊細でありつつ力強い存在感もまた素晴らしい。
こういう作品こそ…
12/11@神保町シアター
樋口一葉の半生というより、その周辺の人物たちの生活を描いていたと感じる。
なぜにこういう構成なんだろう?と観賞した方の感想を巡ったら、なるほど、今作の高峰秀子も大村千吉…
樋口一葉が代表的な作品を発表するまでの時期を描いた作品。面白く観れた。
ただし、勿論彼女自身の様子も描かれるが、むしろ周りの人々の出来事が中心。それらが肥やしとなってその後の作品が発表されたのだと…
新東宝の職人監督というイメージしかなかった並木鏡太郎だけど、東宝時代にはこんなに美しい文芸モノを撮っていたのか。樋口一葉の半生に彼女の作品世界を溶け込ませる八住脚本と美術が素晴らしい。
村山知義『…
小説"たけくらべ" ”十三夜” が生まれる 樋口一葉 の心情が 忠実に描かれている。
"たけくらべ"での 吉原の遊女となる少女 美登利役 "高峰秀子" のおきゃんな雰囲気 と 樋口一葉役 "山田五…
絵画から飛び出したような明治時代の建物や風景による美しい映像を見るだけで思わずうっとり。特に吉原の背景まで細かく作られたセットは必見で、ここまでこだわった美術や小道具を見せつけられるとこの映画のあと…
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