はじめから大仰なBGMに違和感が。でもそれより日本語そのものにかなり異質なものを感じて、結構ショックを禁じえず。
明治維新とか敗戦のような、明らかに時代は変わったっていう意識はないのに、衣・食・住…
姉とおとうとのやりとりがかわいいし目立ちますが、それを支える作家の父と敬虔なクリスチャンでリュウマチの継母が、とてもいい味出してる。
姉はおとうととあまり歳が変わらないから、母親代わりに叱っても、…
1960年制作のカラー作品。鬱屈した家庭環境をリアルに表現するために「銀残し」といわれる手法で現像され独特の雰囲気が漂う。年代を感じさせない画質の良さはこの手法によるものなのだろうか?出来のいい姉と…
>>続きを読む大正時代を舞台に、冷淡な継母に代わって放蕩者の弟の世話をする姉との絆を描いた、市川崑監督の代表作の一つ。
幸田文の同名小説の映画化作品。
映画史上初めて銀残しを採用した作品で、彩度は控えめでコント…
少々うざい姉貴と自滅するおとうと。
文芸作品なんでスカッと抜けのよい話ではないがなかなかおもしろい。
ストーリーのうねりより、登場人物の一瞬の心情・感情を掴みとるという感じ。人物描写に重きが置かれる…