日々に対して退屈を感じている男が原爆を作ることをきっかけとして、人との繋がりを得て、自らの落としどころを見出していく物語だと感じた。
沢田研二と菅原文太のラストシーンでのやり取りの一つ一つが全身全霊…
有り得なさと妙なリアルさが絶妙な原爆製造シーン。
今の日本では絶対撮れないアクションと、フェンスの無い屋上の淵でぴょんぴょん跳ねるジュリー。
樹木希林がジュリー好き過ぎる気持ちがよくわかる。
でも…
カルト的な人気作ということで、いつか観たいなと思っていましたが、見事なまでに昭和ですね。
エネルギーが溢れていた時代、高度成長期の日本とは、科学技術の進歩が生活を豊かにすることを疑わなかった時代とい…
中学教師が原子爆弾を自作し、国家を脅迫しようとする。発想は突飛なのに物語は息苦しいほど現実に密着している。
陽気さと無邪気さをまとう男が、爆弾を手にした途端に「何を望むのか」と揺らぎはじめ、滑稽さと…
沢田研二も菅原文太もそうほかの人も演技が凄まじい熱量を感じで最高だった。CGなしのアクションも今の時代では難しいことをやってて新鮮で凄みがあった。沢田研二の表情は引き込まれた。特に終わり方は洒落てて…
>>続きを読む令和にみても新鮮に面白かった、やっぱり語り継がれる名作ってすごい
監督・脚本の長谷川和彦は本人が広島の生まれで胎内被曝児なんだとか。城戸が政治的目論見もなにもないけど単なる愉快犯として描かれなかった…
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