特集 フレデリック・ワイズマンの足跡1967-2023
フレデリック・ワイズマンのすべて
相変わらず根気のいる仕事をこなす教員たち。ひと口に聴覚障害と言ってもその幅は広く、個々に合わせた教育を施し…
九時間で一つの映画としても成り立つ四部作「Deaf and Blindシリーズ」の第二部。
アラバマ州立の総合障害者養護施設内の、聾学校が舞台のドキュメンタリー。
問題行動を起こした少年と母親、先…
長いけど面白かったです
校長室でのピーターの一件や最後のガストン博士のスピーチが特に印象的でした
今作は聴覚障害、聾学校に焦点が当てられているのですがどんな教育がなされているのかというところから知ら…
ありがたい話をしてくれているようで微妙に芯を捉えていない、良い人ではありそうな校長のお説教と、最後のスピーチがダブってみえた。
大人/社会は抽象化/一般化を目指す一方でそこにいるのは個別具体的なひと…
フレデリック・ワイズマンの足跡特集8本目。
先日感想文を書いた『視覚障害』に続いて本作は『聴覚障害』です。全4部構成となっているDeaf and Blindシリーズの2本目ですね。
『視覚障害』とき…
『視覚障害』の変奏。個人・社会レベルでの適応に向けた意思伝達、生徒指導・学校運営という色が濃くなっている。障害も含めて問題を抱えた子どもを導く大人たちへの眼差し。かなりの尺を取って採用されている三者…
>>続きを読むワイズマンは、1986年、アラバマ聾盲学校(AIDB)を舞台に、4作品からなる、障害を持つひとたちの教育訓練の様子、日常を記録したシリーズを、ほぼ4本同時に撮影した作品を作っている。
本作は、AID…
いつもの如く淡々と訓練や裏方を撮りつつ、中盤に自殺をほのめかす少年と教師と母親の面談をほぼフル尺で(約一時間)入れてきたのがハイライトか。ラストの偉い教授のアメリカ賛歌な演説にカメラを向けるワイズマ…
>>続きを読む手話を通じてコミュニケーションの重要性、(hate ではなく anger そして smile) を説くのが聲の形を連想させた。
偉大で自由な国アメリカにハンディキャップはないと言えた1980年前半…
忘れるという手話は右手で握りつぶす動作で表すそう。父に愛されていないと母に宣告された少年と教師らの会話カウンセリングが印象に強い、照れ隠しで、寂しさで憎しみを防御にして守っていた火がフッと消えたよう…
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