2回目の鑑賞
ストーリーがシンプルで美しい。一人の人間を追いかけ続ける人生。鍵で記憶の扉を開け、その一生を追体験する構造。インタビューという形式で回想に入り込むという構成で、アニメーションにしかで…
213本目
一人の大女優の半生をあらゆる時代を経て追っていく。私のお気に入り監督である今敏監督唯一この映画作品は見ておらずDVDを手に入れたため鑑賞。やはり素晴らしい。役、演技を通して時代を巡り想…
今敏の映画だからどんな変化球でくるのかと思いきや、なんか素敵なまま終わっていった。思い返してみると、長かった千代子の人生は寂しさや喪失感に溢れているけど、それらを人生のなんというか、特別性として捉え…
>>続きを読む600作品目。
“満月は次の日から欠けてしまうけれど、十四日の月にはまだ明日がある。明日という希望が。”(鍵の男)
“だって私、あの人を追いかけている私が好きなんだもの。”(千代子)
あの人と…
ここまで監督がヒロインに惹かれているアニメーション映画は初めてみた。特に横顔の画には印象的なものが多い。「走る」(=男を追う)場面での彼女の表情もとても魅力的に描かれている。
監督と千代子の重なり…
人生とは映画のようなものかもしれない。
次つぎに変わる舞台で役を演じる千代子と共に彼女の生き様を体感できる。
こんなに場面が変わっても分かりにくさはなかった。
最後の千代子のセリフ「あの人を追い…
朝ドラをギュッとまとめたみたいな感じがした。
観てる間はずっと今敏のポートフォリオみたいな映像やなーって思ってた。(悪い意味ではない)
目まぐるしく変わる場面毎にじわじわ緊張感が出てきてグッと集中し…
(C)2001 千年女優製作委員会