『理由なき反抗』のニコラス・レイ監督によるメロドラマ。
別題は『ビガー・ザン・ライフ』。
平凡な中流家庭が父親の薬物依存により徐々に崩壊していく物語。
この映画のドラマ展開を観ていて思ったのは、…
新薬によって引き起こされる、秘められた不満や暴力性。ジェームズ・メイソンの怪演。光と影が不穏さを際立たせ、壊れた鏡に映る彼は崩壊を暗示している。ニコラス・レイのフィルモグラフィーの中でも過小評価され…
>>続きを読む文字通り、人が変わっていくんだけども、
みるからに錯乱しているのではなく、あくまでこの世に別の人として実際に存在するような性格の範疇で、豹変しているのが、まず面白い。
錯乱していると判断するのに時…
ニコラスレイでいちばん苛烈な傑作
まだ主人公が正常なときの、映画前半の部屋のライトを次々に消していく場面が怖すぎる。絶対に良くないことが起きる映画であることの確信のさせ方が強い。
最終盤、病室で目…
ゴダールやトリュフォーらが絶賛したニコラス・レイ監督の社会派スリラー。製作&主演ジェイムズ・メイソン。撮影は「荒野の決闘」(1946)のジョセフ・マクドナルド。原題は「Bigger Than Lif…
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