ビガー・ザン・ライフ 黒の報酬の作品情報・感想・評価

『ビガー・ザン・ライフ 黒の報酬』に投稿された感想・評価

y
4.2

文字通り、人が変わっていくんだけども、

みるからに錯乱しているのではなく、あくまでこの世に別の人として実際に存在するような性格の範疇で、豹変しているのが、まず面白い。
錯乱していると判断するのに時…

>>続きを読む

ニコラスレイでいちばん苛烈な傑作

まだ主人公が正常なときの、映画前半の部屋のライトを次々に消していく場面が怖すぎる。絶対に良くないことが起きる映画であることの確信のさせ方が強い。
最終盤、病室で目…

>>続きを読む

ゴダールやトリュフォーらが絶賛したニコラス・レイ監督の社会派スリラー。製作&主演ジェイムズ・メイソン。撮影は「荒野の決闘」(1946)のジョセフ・マクドナルド。原題は「Bigger Than Lif…

>>続きを読む
kazoo
4.3
突然の奇病に襲われた教師が新薬で回復するも、薬の副作用によって誇大妄想がひどくなり、家族との関係が壊れていくドラマ。人間の心理的な葛藤と家族の絆を描く。

父親の抑圧された男性性が新薬の副作用によって解放され
次第に手に負えない基地外と化していく話。面白い。
強くあらねば家族を守らなければという使命感から
薬に依存し狂っていく父親と
それを止めることが…

>>続きを読む

なんか当時そういう薬害が社会問題になってたんだろうか

わりと途中からオチの想像がついた

優しい夫(父)が薬の副作用で豹変…みたいな話だったけど
そもそも最初から過労の副業の原因が、
妻が外に出て…

>>続きを読む
3.6

薬のせいじゃなくてあなたのうちに眠る暴力ですよねという話

前半影に埋もれるように表象される弱者父が後半教育虐待時に大きな影を所有するようになる!他にも鏡で強者男性気取った直後に妻によって鏡が割られ…

>>続きを読む
排路
-
平成の映画みたい、、
小学生のときにツをかくときシになって、めちゃくちゃに特訓させられたのをずっと覚えてる…。もうその時から「父」の威厳は失われていたのだと思う。
sonozy
4.5

こちらも、Criterion Collection「Closet Picks」
の濱口竜介さんのセレクトから、ニコラス・レイ監督作。

突然の奇病に襲われた教師を救った新薬。だが開発されたばかりのそ…

>>続きを読む
深緑
3.9

70年近く前の作品にしては、かなり攻めた内容だと思う。新薬といいつつ、あの副作用の混乱ぶりから、まだ治験の段階だったのでは?という気も(医師たちの何か意味ありげな顔のアップがそう思わせる)。最後は昔…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事