文字通り、人が変わっていくんだけども、
みるからに錯乱しているのではなく、あくまでこの世に別の人として実際に存在するような性格の範疇で、豹変しているのが、まず面白い。
錯乱していると判断するのに時…
ニコラスレイでいちばん苛烈な傑作
まだ主人公が正常なときの、映画前半の部屋のライトを次々に消していく場面が怖すぎる。絶対に良くないことが起きる映画であることの確信のさせ方が強い。
最終盤、病室で目…
ゴダールやトリュフォーらが絶賛したニコラス・レイ監督の社会派スリラー。製作&主演ジェイムズ・メイソン。撮影は「荒野の決闘」(1946)のジョセフ・マクドナルド。原題は「Bigger Than Lif…
>>続きを読む父親の抑圧された男性性が新薬の副作用によって解放され
次第に手に負えない基地外と化していく話。面白い。
強くあらねば家族を守らなければという使命感から
薬に依存し狂っていく父親と
それを止めることが…
なんか当時そういう薬害が社会問題になってたんだろうか
わりと途中からオチの想像がついた
優しい夫(父)が薬の副作用で豹変…みたいな話だったけど
そもそも最初から過労の副業の原因が、
妻が外に出て…
薬のせいじゃなくてあなたのうちに眠る暴力ですよねという話
前半影に埋もれるように表象される弱者父が後半教育虐待時に大きな影を所有するようになる!他にも鏡で強者男性気取った直後に妻によって鏡が割られ…
こちらも、Criterion Collection「Closet Picks」
の濱口竜介さんのセレクトから、ニコラス・レイ監督作。
突然の奇病に襲われた教師を救った新薬。だが開発されたばかりのそ…
70年近く前の作品にしては、かなり攻めた内容だと思う。新薬といいつつ、あの副作用の混乱ぶりから、まだ治験の段階だったのでは?という気も(医師たちの何か意味ありげな顔のアップがそう思わせる)。最後は昔…
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