このレビューはネタバレを含みます
冗談みたいにグズなどうしよもない男の一生を描く、馬鹿らしい話だと思って観たら、最後の「大笑い 三十年の 馬鹿騒ぎ」の文字で不覚にも泣いてしまった。
回り回ったアナーキー人間は観ていて美しいし、楽しい…
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冒頭から「毛唐」「三国人野郎」「支那料理屋」などのワードが飛び交う。内容はもっと酷い。薬物、強盗、強姦、傷害、殺人と何でもあり。犯罪のフルコース、違法の満漢全席。
間違い無く「文科省推薦」が付かない…
石川の傍若無人さと仁義のなさに主人公としてはまったく肩入れできないし共感できないが、それはそれとしてこのクオリティを量産できる深作欣二が偉大すぎる。あと実話なのやばすぎる。
ここ最近は移動日長めな日…
渡哲也の本領は『無頼シリーズ』にあると思っているので、こういう狂キャラはそこまで好きではない。
(姉妹編『やくざの墓場』の方が役柄としては適正と思う)
ハードな印象の強い映画だが、実はこれといった暴…
戦後新宿で狂犬病にかかった厄病神。辞世の句が生き様でしかない男の半生。
不始末で親に怒られても文句たれるどころか斬りつけ、唯一庇ってくれてた兄弟も銃殺するイカれ様。
犯した女も惚れさせて身売りま…
「大笑い 三十年の 馬鹿騒ぎ」
タイトルに仁義とはついているが、仁義なきシリーズとは全く別物で、仁義なきシリーズにある政略的なヤクザの人間模様などではなく、個として石川力夫という破天荒な人物をフィ…